お受験戦争から解放され、戦争後遺症にならぬよう、安らぎを求めてトリオでお出かけ、向かった先はまたしても猪名川の道の駅であった。
開店前からスタンバイ、いつものように野菜を買占めた。ここまでの交通費を考えると、決して安い買いもんじゃないが、取れたてのワイルドな野菜は格別で、やはりここに来てこそである。
いつもの一庫公園でお散歩、いつきても公園はキレイで人が少なく、人が少ないからゴミが少ないのかもだが、犬飼い的には安心してお散歩でき、この日も広い公園をもれなく散策であった。
何億円の資本をつぎ込まなくとも、自然そのものに山が土が森が、ナッティにとってはアトラクションであった。ここ最近深く思うが、自然が多い場所に行くとナッティは本当にうれしそうで、またその姿見たさに、この場所にやってくるのであろう。
続いての港は探偵ナイトスクープで取り上げられた、人気パン屋からラーメン屋になり、大失敗してパン屋に戻った迷店 “ ベッカライ ” 名物のくるみパンは、食べたかどうか忘れてしまうほど記憶に薄いお味であった。
気を取り直して次なる港へワッショイ×ワッショイ、この日のランチは真のナポリピザ協会に認定された池田の名店 “ パンチャ ピエーナ ” 、店は予約で満席、これはこれは期待が出来そうなオーラがメラメラであった。
店員の接客もなかなかじゃない、やはりウマいもん出す店は接客も店の味、その一つ一つがピザの味を左右するもんである。
どんなにうまかろうと、全無視の店なんてって思うし、店の思いやりこそも味の査定に入れるべき項目である。
で、出来上がり、クアトロフォルマッジをムシャムシャムシャ、そのお味は、ウマウマであった。コンビニでコーラを買う間も惜しんで2、3枚いっちゃうウマさであった。
仕入、お散歩、ビーグルメ、お土産、プロフェッサー家のいつものお出かけであるが、開放感からかとても楽しかった。
全ては合格したからであるが、合格して得たものは昇格や昇給だけじゃなく、生活や休日にも直結していて、心のゆとり的なもんも大である。
もちろん家族にもつながっており、支えてくれた家族に感謝しつつ、お受験戦争は終わらないが、しばし別れを告げ、平和ボケなお出かけを繰り広げるとしよう。