先週、僕はだんじり銀行(仮名)から借り入れた借金を全額返済し、固定資産税という名のお家賃を国に払わなければならないものの、ゴッティンガム宮殿はわがプロフェッサー一族の資産となった。
返済といっても平和的完済ではなく、だんじり銀行のあまりにも多いミスの連続、そしてふざけた対応に僕はブチキレ、新車購入費用などをかき集め、無理からの返済であった。
おかげで僕の貯蓄は底をつき、お年玉で溜め込んでる小学生にも負けるくらいである。しばらくお金に不自由するが、あのクソ銀行員や銀行にキッパリ決別できたと思えば、たやすい苦である。
僕が銀行に借金する以前の『銀行員』のイメージはお固い、機械的、暗い、地味と言った感じで、生涯ミスなど無縁なサイボーグ、と思っていた。
が、よその銀行は知らんが、だんじり銀行の行員は書類の送り間違え、書類の不備、税金の法律を間違えていたりと今まで数多くの大失態を連発、そして僕はその失態よりもあまりにもナメた対応と謝罪が許せなかった。
毎回上司を名乗る人物が現れ、丁寧なお言葉で謝罪するのであるが、おバカな部下からしか事情を聞かず、二度とないようにと誠心誠意の謝罪と頭を下げるが、僕が全てを語ると黙り込む次第である。
やはりお客サイドの話にも耳をかたむけないと、おバカな行員は自身の保身の為、話し半分も報告しないであろう。それなのにどうやって部下を教育できるのであろうか。
そしてクレームを言っても謝罪はなく、そんなハズはとこっちをクレーマー扱いである。幸い逆ギレしたおバカな行員の文章を証拠として残っており、本店の偉いさんお伝えすると、大問題に発展しこっぴどくおしかりを受けたようで・・・。
わざわざ会議を開いて今後の対策やマニュアルなどをわざわざ結果報告して来たが、結局その後も頼んだ事を聞いてないフリされたり、金利の説明を聞いてないと言ったら、契約書に書いてると言われたり・・・。
しかも説明する行員もいればしない行員もいるが法律上問題ないと言われ・・・。お客扱いを拒否られとうとう僕はブチキレた。
百歩譲って考えてやれば、毎日札束拝んでいればただの紙切れ、行員自身誰のおかげでメシが食えてるのか麻痺するのであろう。
結局最後までおバカ行員の上司は、残金返し忘れや全額返済の書類も不備があり、また招かざるクソ銀行の人間がゴッティンガムにくるはめに・・・。終わり良ければであったが、終わりおバカで全部バカである。
そして抵当権の抹消の手続きをと、いざ法務局へ。なんとこの手続きを自分ですれば4千円、司法書士に依頼すると約4万円、世の中肩書きさえあればボッタくりも合法である。
ナッティのお散歩中横切るだけのグレーな建造物であったが、僕は期待と不安を胸に1人乗り込んだ。駐車場はおベンツや高級車が止まっており、建物内はうさんくさい人達がゾロゾロであった。
受付を済ませ待つことしばし、大先生の「プロモーターさん」と呼ぶ声が・・・。僕以外待ち人おらず、僕を呼んでいるのであろうが素直に返事する気になれず無視。
すると太った大先生が飛び出てきてお怒りの口調で、「プロモーターさん、呼んでるんですからすぐに来てくださいよ!」に対し「僕はプロフェッサーですけど」と言うと謝りもせず「ああ、そうですか」であった。
誰のおかげでメシが食えるのかわかっていない者がここにも。対司法書士で慣れているのか大先生はイライラ、ゆっくりと間違えながらも書類を書き込む僕に対し、タメ口で間違いを指摘であった。
訂正印だらけであったが、手続きは完了した。苦しまぎれであったが、わが領土を手に入れた。僕の描いた夢では30歳までに細長い家にデカい犬、実際2年遅れに小さいビーグル犬となったがよしとしよう。
無理から完済の余波の為、しばらく贅沢とは離れるが、またコツコツ稼いで夢に描いたあんな事をしたり、あんな代物をこの手にするとしよう。