食いしん坊ビーグルの拾い食い日記

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ゴッティ☆プロフェッサー(飼い主)

ナッティ★プロフェッサー(♀) 03.11.13 岐阜県生まれ    大阪在住 現在8.9キロ

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Aug 30, 2007
かけこみ夏イベント

朝連から凱旋後、うまそうに朝メシをカッ喰らうナッティを横目に二度寝、10時過ぎに再び目覚めユウコとお出かけ、向かった先は泉南の漁港であった。

 

目的はこの日開催された、大阪市内の9つの様々な名店と漁港によるコラボイベント『サマコラ』に参加に○であった。まだまだ夏である。

 

出店のお店の1つ、ユウコがグルメ旅でチェック済みの日本橋のパスタ屋さんに予約を申し入れ、いざ集合場所のりんくうタウンへ。

 

お一人様8000YENと少し高いかもだが、新地などのスシ屋や串揚げ屋のお料理をこの価格で食べホは破格である。しかも有名ワインショップやバーも出店しており、アルコールも飲みホであった。

 

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その為もあってか、僕は朝メシ抜きで2時間のお散歩の旅に出た。空腹と暑さで電車の数分の待ち時間も、ご飯をあげる前のナッティのようにソワソワであった。

 

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静かな朝の涼しさがウソみたく、この日も36℃の猛暑であった。田舎の漁港に不似合いなドレッシーな妻、犬は参加可のようであったが、クソ暑いし、人間様がうまいもんを喰らうさまを、指をくわえてご鑑賞はかわいそうであった。

 

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段取りの悪いイベンターにイラっと来たが、送迎バスに乗り込みいざ、漁港へ到着。映画のロケ地っぽくとてもいい場所で静かな小さな漁港、と思いきや・・・。

 

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宴はすでに始まっており、業界の関係者が多く、下っ腹が出た人と味にうるさそうな貴婦人がゾロゾロであった。

 

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さっそく僕らも各店の品々を調達、味わうと言うよりバイキングのノリであった。

 

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喰らっては調達、飲んでは調達をくり返し楽しんだ。さすがに各店舗も地魚などを、でらうまいかつこジャレた作品に仕上げていた。

 

この日の1番は『エビフライ』、ただのエビフライであるが、コロモがきめ細かく足や殻付きで、そこがまた絶品で、写真を撮る間も惜しんでカッ喰らった。

 

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アルコール類もじゃんカラの飲みホと異なり、濃いちゃんとしたお酒であった。ワインの冷えがイマイチなのはイケでなかった。

 

ヌルいワインに悪酔いか、バーテンの腕か酔っ払ったのか「腹をつまんでくれ!」と言いよる同年代の方々が。。。僕もよく酔っ払うと無意味な行動をとるが、これを見て明日の我がふりに気をつけよう、と思った。

 

ステキな景色に雰囲気、うまいもんにお酒、これでイイ音楽があればいいイベントだと思う。

 

が、しかし、後から来た僕らにテーブルが無かったり、地べたに座って飲み食いしてる人もチラホラ・・・。逆に関係者がイスにどっぷり座り、酒を飲む姿もチラホラ・・・。せっかくのいいイベントなのにね。

 

やはりええお店は味ももちろんであるが、おもてなしも大事である。最初はこんなもんかもであるが、どんだけうまいもんでも、地べたで喰らい8000YENを支払うのはゴメンである。

 

来年はイス取りゲームがない、夏の夕暮れにナッティ共々参戦したいものである。

 

帰りの送迎バスを待ちきれずタクシーで駅に向かった。車内が涼しくあまりの心地よさに、ゴッティンガムまでの値段を参考までに聞くと7000YEN弱・・・最寄の駅で降ろしてもらった。いい所は意外と遠いものである。

 

この夏も何だかんだ楽しんだ。まだまだ暑い日が続くが、今週末はトリオで夏の残り福か秋を探しにさすらうとしよう。

Aug 29, 2007
朝練

夏フェスから興奮冷め止まぬまま凱旋後、ユウコとナッティを連れて年度末ナイトに参加、長いお留守番の後だけにナッティはテンションハイであったが、クソガキどもの花火におびえ帰った。

 

その後余韻にひたる宴が12時過ぎまで続き、ようやく就寝、しかし、日曜日の朝4時半に起床、僕はナッティを連れてお散歩に出かけた。

 

酒臭い体にムチを撃ち、なぜ飛び起きたかと言うと、ナッティの長いお留守番のご褒美と、昨夜の暴飲暴食に対する対策、そしてお腹を空かせないといけない事情があった。

 

クソ暑い熱帯夜がウソみたく、薄暗い早朝はとても涼しく、ナッティも寝ぼけているのか真顔でシャンナリシャナリであった。この調子ならと向かった先はクロスカントリー山公園、片道30分の旅であった。

 

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日が昇りつつある頃到着、ナッティは喜び暴れはっちゃけ、自然の朝に目をキラキラさせていた。

 

公園は徹夜組のヤンキー、お散歩されている老人、そして犬飼いであふれていた。老若男女に静かに盛り上がる公園、ノーリードお散歩する姿が多く見られ、ベンチの所々ではユニオンが集会を開いていた。

 

新入りのナッティはまんべんなく挨拶、ひっくり返るナッティに犬飼い達は快く迎え入れてくれた。

 

それぞれの派閥でなんだかんだあるのであろうが、無所属のナッティはトイプーや小型犬と相手をコロコロ変え追いかけっこ、本当に楽しそうで何よりであった。

 

公園のあるところに愛犬家がおり、本当に幸せあふれる朝の風景であった。これからも出来る限りであるが、朝一番で訪れるとしよう。

Aug 28, 2007
ヘビーメタボリック

土曜日仕事から凱旋後、地元で開催されていた夏フェスにユウコとお出かけ、ナッティは残念ながら入場不可、お留守番であった。

 

僕のこの日の1番人気の『マキシマム ザ ホルモン』2番人気の『YO-KING』を普通に見逃し、遅ればせながら夫婦でチャリでツーリングで駆けつけた。

 

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チャカの取引がおこなわれてそうな、港の倉庫街をすり抜け、民生のイージューライダーに乗ってのご入場であった。

 

駆けつけ3杯を引っかけていい気分、この日は大して楽しみのアーティストもおらず、生のBGMでも聴きながら飲み喰らいの予定であった。

 

が、次のステージは筋肉少女隊、あまり良く知らんが開始直前でも人がおらず、8年ぶりの仲直り、いや再結成だし冷やかし程度に前線におどりでた。

 

もう始まると言うのに未だ人は集まらず、見かける人はホルモンのTシャツをきた若者と、明らかに次の次のモンパチファンばかりであった。

 

その中でも1番人が少ないエリアにポジショニング、ふと見わたすと筋肉少女隊ファンの方々が…。ショッキングピンクのTシャツ着た人や真っ青のジーパンツの40代の方々が。。。

 

筋肉少女隊ってゆうか、贅肉中年隊、ファンキーな臭いに包まれた、入ってはイケナイ聖域に、僕は踏み込んでしまったようである。

 

そうこうしてるまにメンバーが登場!僕は目からウロコがボロりであった。まず、唯一名前を知っているボーカルの大槻ケンヂ、グレーのモヒカンに特攻服、北斗の拳のザコキャラのようであった。

 

続いて目を奪われたのは向かって右のギター、全盛期のアンルイスをほうふつさせる気合のヘアーに水玉ジャケット、水玉ホットパンツ、レースのパンストに水玉ブーツ、ギターももちろん水玉である。アルフィーの高見沢の上をいくインパクトであった。

 

そして向かって左のギター、日焼けサロンの経営者風で、蛍光の黄緑のTシャツに黒のパンツと一見普通であるが、腹にギターが食い込み、ギターを弾くというより腹芸にもうかがえた。

 

投げキッスをくりかえし、ピックを客席に投げ入れるも風にあおられ、結局どちらも客には届かなかったようである。

 

そして最後にキーボード、キム兄にそっくりで、蘇我入鹿のような服装で機嫌が悪いのか考え事かライブ中終始気難しい顔でキーボードを叩いた。あと何人かいたかもだが、彼らのキャラの濃さに覚えておらずである。

 

大槻のトークはもちろん、音楽も意外と入りやすく、続々と後ろから人が集まるのを背中に感じた。人生初のヘビメタであったが、演奏がすごいんだな、と聴き入った。

 

高木ブー伝説やカレーを食わせろの歌は僕もサビだけ知っており、盛り上がりは酣に。そして気づけば僕は感動し涙していた。リリックや音楽に感動したわけじゃなく、周囲やメンバーの懸命さにやられちまった。

 

まず周囲のオヤジども。突き上げられた拳には太い血管が浮き上がり、現実にはドロドロ血かもだが、僕には酸素を懸命に運ぶヘモグロビンが暴れ、魂がやどる拳にうかがえた。

 

「イエイ!」のかけ声もXジャンプもどきもこなし、第3の演奏者のようであった。この日を8年もの間待ち続けたのであろう。時折子供の授業参観のように見守っていた。何がとかわからんが僕にはものすごくカッコよく映った。

 

続いてバンドメンバー、まずは大槻のボーカル、間奏も空いた口がふさがらず、オーバー40のヘビメタのキツさ、それをこらえ懸命に歌う姿、助けるメンバーの姿に心を打たれ、欽ちゃんのマラソンよりも感動した。

 

僕は涙が止まらなかった。それは目にしみる臭いとかじゃなく、ごく自然とあふれでた。Tシャツ交換を許す勢いであった。やはり好きなことをしてる人や、それを心から楽しむ人はとてもステキで、とにかく最高のライブであった。

 

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その後モンパチや木村カエラと出てくるも大して何も感じず、最後のCoccoは子守唄となり爆睡であった。

 

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最後に小さいながらも終わりを告げる花火が上がった。本当にに良い夏の経験となった。また来年、どんな出会いが待っているのであろう。また鬼に笑われるかもだけどソワソワである。

 

そして8年後、好きな事を楽しみつつステキな大人になりたいものである。

Aug 24, 2007
ビーグル★ロック“07”

わが町にはユウコの実家のある町の霜降り和牛のような名産品もなく、天照大神の隠れ家や日の出ずる海のような名所も無く、われらのケンのようなポップスターも輩出しておらずである。

 

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そんな地味な郊外の公害の工業の町であるが、年に一度の大イベントの時期が今年もやって来た。今年も夏の終わりを告げる夏フェスが2つ開催される。

 

この時期しかできないオラが村自慢をするが、この夏フェスのすごさは音量制限が無い事である。

 

それがどうスゲーのかと言うと、茨城のど田舎の日本最大級のフェスでも条例などで音量制限がかかる。制限がかかるとアーティストは、全力でかき鳴らす事は出来ずココではコレくらいといった感じである。

 

つまりフルスイングするとサク越えの可能性がある為、当てにいくバッティングをせざるえないのである。

 

が、しかしわが町の会場は例えるならフェンスすらない大草原、つまりアーティストは全曲フルスイングである。

 

例えが良すぎるが、会場がゴミで埋め立てた陸の孤島の為、音楽を騒音とする者もおらず、お役所もおとがめ無しである。ちりも積もれば立派な夏フェス会場である。

 

そしてその爆音の醍醐味にとりつかれたRIZE、Dragon Ash、BUMP、民生などの常連に加え、モンパチ、木村カエラ、Coccoなど初参戦も決定、中でも僕の注目は筋肉少女隊である。

 

たしか僕が小学生の頃からいてたような、いてたような。残念ながらわが場合ファミリーのマイケルやあの方々は来ずである。太陽ギラりの下、全身『金』はハズいかもだが、くればいいのに。。。

 

そして僕の大好きなケミカルやアイドルも今年も来ずであるが、夏フェスは新しい音との出会いもあるし、食べ物やビアも楽しみの一つである。夏の残り福を楽しむとしよう。

 

最後にもう1つの自慢は会場が天然芝である。東京ドームなどの人工芝をつくる産業のわが町で、人工の埋立地に天然芝とエコかエゴかわからんが、犬飼いとして、海ふれのようにぜひ開放して頂きたいものである。

 

いつの日か無制限に天然芝で暴れはっちゃける、ロッキン★ビーグルを見てみたいものである。

Aug 23, 2007
格差犬★社会

滞在した1週間近く、ナッティは本当に幸せそうであった。恒例の田舎に泊まろうのエンディングのようなお見送りシーンで、誰よりも感動していたのはナッティ、そしてオハナであった。

 

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後ろ髪がひかれる思いであったが、それだけ楽しめたからであろう。楽しい時間はより早く感じ、犬のナッティやオハナはさらに早く感じたであろう。

 

過ごす時間はゆっくりなのに、過ぎされば早く感じる不思議な空間であった。次回こそ、もっともっとゆっくりと訪れるとしよう。

 

僕も数日の滞在であったが、夢見る田舎暮らしが体験でき何よりであった。実際とは少し異なるかもだが、いつもの暮らしとは全然ちがくて、憧れはますますふくらんだ。

 

まず持ち家率100%、家賃はもちろん駐車場代もタダ、そのゆとりからか高級車が多く、1人一台は当たり前、ホイールや内装にもお金がかかっている車ばかりであった。

 

野菜やお米は近所の農家に土地を貸し現物支給、その分肉や魚、やたら高級な調味料にこる次第であった。

 

普通に住まいや食費で半分以上支出する街の暮らしとはゆとりが違った。日中エアコンはつけっぱ、健康に悪いと窓を開けっぱでつけっぱの時も・・・。

 

ナッティもいつのいつでも快眠、やや人工的であるが、快適な避暑地と学習したかもである。

 

犬的にも遊ぶ場所が数多く存在し、ゴミがなく涼しい森が樹海の様に広がり、お出かけはノーリード、ゴッティンガム周辺より確実に暮らすのに適していた。

 

凱旋後、どこに行ってもゴミが目につき、車などの交通戦争、なんかナッティに申し訳ない気持ちを持ちつつお散歩する日々である。

 

ヒートアイランドの熱帯夜、散布されたおゲロ、毒入りのオヤツ、考えればきりが無く、ナッティにとっては凱旋後、温度差よりも暮らしやすさはもの凄い格差に感じたであろう。

 

犬飼いとして少しでも格差がうまるよう、アレコレ考えアレコレしていくとしよう。

 

滞在期間とペルセウス流星群がかぶり、天体観測した。星が近くキレイで望遠鏡いらずであった。

 

庭で夜空を眺め、待つ事しばし、あまりの涼しさと静けさにすぐに寝てしまっていたが、2つの流れ星をモロに見た。

 

願い事を言う暇はなかったが、いつの日かトリオでひっそりと暮らしたいものである。

Aug 22, 2007
Ohana

滞在中、川以外にも山や公園にお出かけした。午前のお散歩、午後の川、夕方にまたお散歩といった犬飼いの合宿のような日々であった。

 

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典型の池やゆとり丘、城跡の山にタヌキ山や犬銀座と呼ばれる田んぼ道など、ゴッティンガム周辺にはありえないゴミの無い自然の道をトリオでねり歩いた。

 

本来の地球の姿であり、全くの自然の道や山であるが、つもと違う非日常的な道をナッティは鼻をふくらませて匂い歩いた。素晴らしい夏の体験と経験になったであろう。

 

地元の犬にもたくさん出会ったが、残念ながらラブロマンスとは行かず、警戒心や縄張り意識の強い田舎の番犬どもに威嚇の洗礼をあびせられた。

 

実家で飼われている『オハナ』との7度目の再会も、7度目の威嚇の挨拶であった。

 

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今回、僕はオハナとナッティが少しでも仲良くと、オハナが泳げない川はアレだが、お散歩はなるべく連れて行った。

 

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初日こそ近づくとうなり声をあげていたオハナも、日に日に気にしなくなっていった。

 

そして廃校のグラウンドでオハナをロングリードにつなぎ、ナッティと追いかけっこを決行した。

 

オハナは殺意ガンガンでナッティを追いかけ、ナッティは平和ボケの日常では味わえないスリルを楽しんだ。それ以来か少し二匹の心が通じ合ったような気がした。

 

が、夜になるとまたうなり声をあげた。いぬのきもちは複雑である。いつの日かを夢見て、次回もカルテットでお出かけするとしよう。

 

ナッティとの友情はまだまだであるが、マメにお散歩に連れて行った僕との関係はメッキリ近づいた。

 

遠距離通勤の帰宅後、シッポフリフリでお出迎えであったり、僕が家の外に出る度に出待ちのように待機であった。どうやら僕を家族と認識してくれたようである。またオハナとも冒険にでかけ、絆を深めるとしよう。

 

しかし犬2匹を散歩させるのは大変で、多頭飼いの方の苦労も体感し実感した。でも追いかけあう二匹の姿は眩しかった。多頭飼いの醍醐味も味わえたような気がし、僕にとっても素晴らしい経験となり何よりであった。

 

 

Aug 21, 2007
Water Me

帰省中、トリオで連日川へお出かけした。お出かけと言っても車で10分も走ればプライベートリバーである。

 

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ピノ川に2時間弱かけて通い、1日仕事のお出かけとはでら異なり、ここでは川遊びもコンビニに立ち寄り感覚である。

 

 

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ナッティはウイルソンを救出&放流の茶番劇を何度もくり返し、連日楽しんだ。

 

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時には鮭の産卵のごとく、川の流れに逆らって上った。時間や場所が違うだけで流れが違ったり、川は大自然のアトラクションで、ナッティはアドベンチャーを楽しんだ。

 

僕も泳いだり潜ったり、目的や理由も無くダラダラと水辺で過ごし、時間を忘れ気の向くまま遊んだ。

 

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ユウコは庭石を探し、僕は石でマンガ制作に取り掛かった。運搬方法や作品の意味の理解者はごくまれかと思うが、当人は魂を込めており、手ごたえアリアリの忘れられぬ夏休みの制作となった。

 

ホテルのプールよりキレイな水、アロマより心地よい緑の匂い、低周波音楽よりリラックスできるせせらぎ、そして天然のマイナスイオンがガンガンであった。

 

渇いた人類が求めるものは魚民より、水辺のオアシスなんだと改めて実感した。こんな場所が近くにあれば、と思っても夢のまた夢、が、しかし少しでも現実に近づけるよう野望は捨てないでおこう。

 

今回の旅で水について色々思った。キレイな川、お庭にはでら冷たい井戸水、用水路の水だってこんなにキレイで、ナッティも飛び込む次第であった。

 

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本当の水の都はこのような場所で、ヘドロや悪臭漂う夜しか見れない川が流れる大阪は、お水の都がお似合いかもである。

 

Aug 18, 2007
肉に撃たれて眠りたい

牛肉を喰らう事は野蛮と言った先入観を植えつけられ、親からの圧力により牛の肉を喰らう行為を禁止され、明治維新のような革命が起こらない限り、口にする事は無いと思ったど☆貧乏の少年時代もふりかえれば遥か遠くである。

 

最初でこそ罪の意識やとまどいはあったが、今では好み好んで牛の五臓六腑をかっ喰らう日々である。

 

しかもオプションとはいえ、霜降り和牛のの産地に実家がある嫁をもらってからと言うもの、実家に帰るたびに霜ふりふりの牛肉に舌鼓を打ち鳴らす次第である。

 

そもそもこの町では、「ブタステ」と言う言葉が存在し、居酒屋や焼肉屋でホルモンをオーダーすると、ブタの味噌焼きが出てくる次第である。

 

近所のローカルのスーパーでさえ、国産牛がズラり、メリケン牛の輸入再開などどこ吹く風であった。

 

滞在したエブリデイ、エブリナイト牛肉を喰らった。僕の少年時代、カレーのメインの具はチクワであったが、ここでは普通に霜降りロースが使われていた。きんぴらゴボウでさえもゴボウを上回る肉使いであった。

 

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こんな贅沢な牛肉を、僕は生食を受けつけずの為、ウエルダムでおこげを香ばしく頂く行為こそ贅であった。

 

チャンスあらば幾度と無く訪れ、少年時代喰らえなかった分を取り戻すとしよう。

Aug 17, 2007
トリオ デ パラサイト

先週末から今週半ばまで、霜降り和牛のとれる町であるユウコの実家でバカンスであった。バカの1つおぼえかもであるが、スキあらば帰省のチャンスに目を輝かせていた。

 

犬でなくとも、クソ暑いコンクリートジャングルより自然のジャングルである。そして僕とナッティの場合、基本家事はほぼ放棄、ダラダラもよし、しゃなりしゃなりもよしといった夏休みの子供状態である。

 

昨年のバイト君時代から契約社員となり、頂いた有給休暇を惜しみなく使う予定であったが、社内事情から飛び休となり、霜降り和牛の町から車で2時間通勤、帰宅といったハードな日々であったが、実に充実した休みとなった。

 

田舎の時間はゆっくりと流れ、トリオでめっきり過ごす事ができた。霜降りナイトや川遊び、山登りや天体観測などゴッティンガム周辺では体験できない事を、当たり前のように体験した。

 

大ざっぱにふりかえると、喰って寝て走って泳いでのサイクルのくりかえすだけのつまらん日記になりそうなんで、今回は『食』、『水』、『友情』、『生活』などのテーマごとに、ゆっくり更新するとしよう。

 

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大阪に比べれば全然涼しかったが、楽しさもあってかナッティはケラケラ笑い転げていた。この笑顔も今までで1番見たような気がする。これっぽっちで1番だなんて、と薄ら笑えるよう、芸に磨きをかけるとしよう。

Aug 08, 2007
暑中見舞いセルフ

夏本番、暑い日が続きナッティは家でゴロゴロである。近頃のお気に入りは階段の途中、気づけば顔がビーグル、胴体が階段の妖怪のようなコラボである。

 

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暑いのがキライなナッティであるが、トリオでお出かけは別腹である。日曜日、JAの直売所へ食材を買い出し、近頃、ドライブキャリーに乗り込めば楽しい場所に行けると学習したのか、大喜びで乗車であった。

 

 

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買い物前にチャンバラ公園でお散歩、暑い日差しの中、動かない階段ビーグルとは別犬の動き、暴れはっちゃけては大爆笑であった。

 

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さすがに夏の直射日光の中の運動は危険なんで、小刻みに休みつつ夏の自然を満喫であった。

 

買い物をすませた後、トリオでとある場所でとある事を。残念ながらごくごく私的な事に、私的な場所の為、ステキな思い出は脳のファイルに一切合財とり入れるとしよう。

 

残り1ヵ月ぐらいの短い夏であるが、飼い犬、飼い主共々、夏風邪や夏バテに気を付けつつ、高校球児でなくとも最後の32歳と3歳の夏を過ごすとしよう。

Aug 06, 2007
STAR GUITAR

土曜日、ユウコと2人で昨年に続き淀川の花火大会へ。花火が怖いナッティはお留守番であった。

 

ビアとオヤツを持って昨年と同じ海老江地区へ。電車が遅れ気味の為、昨年に比べ少し出遅れ、昨年とほぼ同じポジショニングであったが、グラウンドのバックネット裏であった。

 

野球場なら最高の指定席であるが、ボールが飛んでこない花火大会にネットはお邪魔である。その前に陣取ろうとするも、イスを持ち込んでいた為、後ろから見守った。

 

すると次から次へと遅れてきた人が残り福、通路に座りだし遅れ得であった。この貪欲さは関西ならではなのであろうか。まあ全ての人ではないが。。。

 

最後には前方にスタンディングエリアが…。しかし言いたい事をズバリ言うのも関西人、全ての人がそうではないが、どこからともなく「お座り!」のコマンドにようやく落ち着いた。

 

ビアを飲みつつ待つ事しばし、花火が打ち上げられた。かなりの本数であるが、慣れからか目からウロコは落ちずであった。やはりPVなどを見慣れたからか、音楽とのコラボがないと少し物足りないものである。

 

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ネット越しと言うシチュエーションもあるが、気持ちが入らない理由は他にもあった。迷子の呼びかけがエンドレスで続き、親は子を忘れ花火にうっとりなのか、とイライラであった。

 

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そして電車の騒音が鳴り響き、周辺の街のネオンを花火に負けじと輝いていた。飛行機やヘリが飛び交い、花火の光が戦場にも見えた。

 

去年は気づかなかったが、今年は細かいことがやたら目や耳に入った。しかし文句を言っても改善せず、お金を払って見てるわけでもなくである。

 

来年は早めに来て、良い場所に陣取り、グッズや飲食を充実させ、花火大会に花を添えるとしよう。

 

犬連れの観覧者も多くみられたが、犬も花火を怖がらず夏の夜のを楽しんだようである。無音の花火があれば、ナッティも楽しめるのだが。

Aug 03, 2007
甘くない美学

さかのぼる事先週、僕はお仕事の研修であった。販売する親会社の商品が、どのような形で使用されているのかなど現場でしか体験できない事を、と老舗洋菓子店『ドリフ』(仮名)での修行であった。

 

実際、修行と思っているのはこっちサイドだけで、店側からすればじゃま、そして迷惑であり、営業妨害に近い行為であるが、オーナーパティシエのいかりや(仮名)は大きな心で了承してくれた。

 

せっかくの機会だし、ここでしかない出会いや感動、そして脱サラして店を出す野望を持ちつつ乗り込んだ。

 

早朝の店のドアを開けるといかりやの大きな挨拶で迎えられた。創業50年近くたつ今も、いかりやは1番に店に入り準備である。

 

最大時は100人近い従業員を抱えたオーナーでありながら、オープン当初から全く変わらないこの姿勢こそが作品に乗り移り、半世紀近くも客の心を引きつけ続けているのであろう。

 

まずは形から、用意されていた制服に着替えであった。モヒカンを軽く包み込む長い帽子をかぶり、ピーコートのようなボタンをしめて鏡前、ビックリするほど似合わなかった。やはりパティシエは太っていてナンボである。

 

そして作業開始、まずはシュークリーム作り、いかりやが作ったシュー生地にシークレットパウダーをパラパラであった。ただ粉をかける動作であるが、作る数なんと1000個、開始30分ですでに腕が重くなった。

 

ようやく完了すると次は焼きあがったシューの中にカスタード&ホイップを撃ち込んだ。その動作でも手が腱鞘炎になるのではというほどニギニギであった。

 

唯一のご褒美は入れすぎて破裂した失敗作のつまみ食いであった。やはりどんな食べ物でも出来立てが1番である。売れるお店は次々と出来立て、また売れて出来立てのサイクルが評判を呼ぶのである。

 

つまみ食いつつ悪戦苦闘する僕の横で、倍以上歳を喰ってるいかりやはシャアザクのようにキレのある素早い動きでスポンジやプリンを次々と焼き上げた。50年近く毎日続けているからこそ出来るのであろう。

 

その他次々と出る洗い物にも四苦八苦であった。普段我が家の洗い場担当の僕も、重く大きな鍋や複雑な調理器具を洗うのは本当に大変であった。

 

繊細でナヨナヨと言ったパティシエのイメージはすでに消え去り、力仕事の体力勝負であった。華やかそうな業界であるが、実際は苦労、努力そして根性と言った職人の世界であった。

 

続いてケーキ作り、10年目の女性パティシエ、柴崎(仮名)の指導であった。さすがにケーキ作りは触れる事は出来ず、話を聞きながら時折質問しながら終始見守った。

 

かなりめローテンションガールであったが、甘い話は別腹で、ケーキの話になると少女のようにおしゃべりであった。

 

作るケーキはメルヘンで、5個ぐらい限定で作り出される作品は、スポンジにプリン、フルーツと次々と手をくわえ、完成かと思いきやゼラチンをかけたり、チョコをまぶしたりであった。

 

最後に小道具で飾りつけてようやく完成、ケーキ1つ作るのにこんなにも手をかけるのかとビクリツであった。いかりやや柴崎の仕事っぷりから、ケーキは生もので何から何まで手作りなんだ、と感動であった。

 

甘いお菓子作りは、思いのほか甘くない、と痛感させられた。この先どんなローリング伝説があるかわからんが、少し甘めで採点するとしよう。

 

最後に客がいぬまにショーケースをジロり、少しであるが僕が手をくわえたシュークリームの姿にうっすら目頭が熱くなった。どんなに有名なパティシエでも、きっと最初はこの感動につつまれるのであろう。

 

いかりや曰く、その手を加えたケーキを「おいしい」ってお客から言われた感動は一入だそうである。次回の機会はクリスマス商戦でも参戦するとしよう。

 

おみやにもらったメロンのケーキを凱旋後ユウコと食した。50年近く味を変えてないケーキはちょっと古くさい、と思っていたが食べるとモロ懐かしく、子供の頃、親にねだったケーキの味はこんな味とユウコがムシャムシャであった。

 

うん千万するいかりや数台所有のクラシックカーの美学にリンクした。中途半端に古い車はただの型遅れであるが、とことん古いとプレミアものである。

 

新しいモノを次々作っては変え、変わり続ける事も大変で素晴らしい事であるが、50年間もの間変わらない事もすごい事である。いかりやの大きさ、変わらない事の素晴らしさを学んだ研修であった。

 

しばらくこの感動は続きそうだが、僕はドリフの味とは逆にいずれ忘れてしまうだろう。そんなときはまたドリフのケーキを喰らうとしよう。

 

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この日はナッティにおみやは無かった。また次回は犬★ケーキでも買って帰るとしよう。ナッティはこの甘くないケーキの美学を理解は出来ないかもだが、いつのいつでもあきることなく大喜びで喰らうであろう。

 

Aug 01, 2007
終わり無き水中ショー

日曜日、ユウコとナッティを連れて今年初のピノ川へ。毎年恒例の家族行事であるが、今年は予定が重なったり天候に恵まれず、満を持してのお出かけであった。

 

例年通り朝6時に起床、車で1時間半の旅路へ。ナッティは涼しい車内で楽しい場所に行けるのを悟ったのか、ドライブキャリーに喜んで乗り込んだ。

 

朝、早起きの為終始車内では爆睡眠、落ち着いたのか賢くなったのかナッティはゴネる事無く到着であった。

 

久しぶりのピノ川は、相変わらずの美水質で、晴れ続きだからか水量も腰ぐらいで絶好のコンディションであった。道の駅で桃を買い占めた後、いざ川原へ。

 

この日はやや薄ら雲で、水辺は過ごしやすかった。初めての年、水を恐れていたナッティも、着くなり川に飛び込むほど大好きになった3年目である。

 

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この日も僕が犬★ボールを川へ投げ入れては、ナッティは泳いで犬★ボールを捕らえのキャッチ&リリースをくり返した。

 

単調なお遊びであるが、懸命に泳ぐ愛犬の姿や嬉しそうな様を見ているだけで、飽きる事無く楽しめた。

 

鵜飼いショーや海女ショーも1回見れば、であるが、ナッティのショーはベラッジオの“0”に匹敵する壮大なスペクタクルであった。飼い主バカと思われるであろうが、アンコールのアンコールをくり返すとしよう。

 

BBQもうまうま、昼寝は体を焼きすぎたが、マイナスイオンを体に浴び川を後にした。ナッティも最後まで川から出ようとせずであった。

 

今年もトリオでなるべくたくさん、ここに来るとしよう。毎年同じボヤきかもだが、もう少し近ければいいのだが。。。