今回の旅の宿は“ オーベルジュ・メソン ” 意味ありげな別荘地にひっそりとたたずむ、泊まれるレストランなのかレストランの宿的な感じであった。離れのログハウスは犬可で、犬施設こそないが、来るなら来れば的な感じであった。
H.Pとイメージが違い、若干ストレスを感じざる得ない道のりの先、駐車場も坂になっており、平野に暮らす僕的にはイライラであった。
商いが行われてるかと言うより、実家に帰ってきた感じで、人気はあるのだが・・・。ごく普通のチェックインであるが、突然の客人のようなお出迎えであった。
が、その印象を変えるように笑顔で女性の方が現れ、丁寧にご案内であった。が、まさかの土足厳禁、部屋の半ばまでズカズカと入った矢先の事であった。ここでも女性は笑顔を絶やさなかった。
先にログハウスに案内され、ナッティともども部屋を物色、が、まさかの土足厳禁、部屋の半ばまでズカズカと入った矢先の事であった。それでも女性は笑顔であった。
小さな問題フツフツ、プライバシーやキャナダ産の建物のカギが、カギがかけづらいことかけづらいこと。その他小言はわいてくるも、陽気な音楽に消されていった。
ログハウスでスリッパ、違和感がありながらも心が広い宿サイドのもてなしに、犬飼い的にはホッとした。部屋は広く周りの大自然もナイスなシチュエーション、別荘を借りたようなゴージャスなリゾートであった。
そしてお楽しみのディナー、やはりここでのお目当てはお食事である。広い店内はほぼ貸切、窓の外の緑、流れる音楽、素晴らすいシチュエーションに王道的な料理が繰り出された。
メインのフィレステイクはとろけるやわらかさ、とろけるやわらかさであった。地元産の野菜とか、正直よくわからん!とにかくとろけるやわらかさであった。
ケチをつけるならば、やはりスリッパはちょっと・・・。万が一ガチガチにキメて訪れた人は、授業参観みたくなるような。。。ウマけりゃイイっちゃイイのであるが。
食後の余韻もそこそこ、夜9時に閉まる近所の温泉施設にGO!であった。イイ湯を堪能する志半ばで追い出されたが、お留守番のナッティは大喜びであった。
さすがに遊び疲れたのか、バタりと横たわりピクりともしなかった。ナッティはこの宿がけっこーお気に召したようで、わがもの顔で住み着いていた。犬の宿ではないが、森の匂いや自然に囲まれたログハウスだったからかもである。
9時閉店の温泉施設のおかげで夜が長く感じた。静かな音のしない夜、ごくごく普通の事であるが、どこにでもあるわけじゃなく、それこそが贅沢であった。