調理器具、食器、そして流れるマイケルジャクソン、全てが店主がこだわり抜いた空間、その中で接客、料理、片付け、全てを一人でこなし、あくまでも僕の妄想であるが、アラフォー女性とポップスターなら惚れてまう、そう思った。
で、次に変わったお茄子的な炒め物、学者に言わせりゃお茄子なんて栄養価が無い無駄な食物、子供が嫌いな食べ物でもある。が、そんな嫌われもんをこんなにウマ五つにしてしまうなんて、彼が給食をプロデイュースすれば、チルドレンの好き嫌いが撲滅するであろう。
ここで早くもカラになったビアのおかわりに、周りの客に流されて紹興酒を注文、頼んだら最後、ぶっちゃけ僕的にアルコールがキツく、うまいもんはおろかここに来た事を忘れてしまうような危険な感じのお味であった。
が、しかし!また別で水とか言う勇気もなく、大人ぶってチビチビ飲んだ。するとその時!何も言わず店主が氷を!アラフォー女性とポップスターなら確実に恋に落ちる瞬間であった。
続いてスープ、食材は忘れたが、漢方+コラーゲン摂取的なお味で、強い酒によく合う感じであった。
続いて徳島の阿波牛の炒めもん、徳島だからか店主腕なんかわからんが、草食男子でもがっついちゃうデラ五つのウマさであった。
続いて完全に何だったか忘れたが、食べると真顔でうなづいちゃう、そんな深い味わいの逸品さんであった。
続いて琵琶湖の天然ウナギ、土用の丑だからか登場のウナギ、天然のウナギは初めて物語であるが、モッチモチ、モッチモチやぞ、であった。
続いて毛ガニの台湾風おこわ、台湾風とかよくわからんくても、毛深いカニが苦手でも、うまいもんはウマくて、弥生時代に始まった我が国の米文化も、こんなところまで来たんだな。
そしてデザート、これまた温かいゼリーのような・・・いや忘れたが、ウマいもんにはかわりなく、最後までおいしく頂いた。
デザートの時、お茶がついていた。このお茶がまたウマく、たかがお茶、たった一杯のお茶であるが、これもこだわりが感じられる逸品さんであった。
最後の最後まで素晴らしい、素晴らしい結婚記念日であった。恥ずかしくてとてもだが、心の中ではスタンディングオベーションであった。ありがとうイーワンスイ、また会おうイーワンスイ。。。
グルメブログもしかりであるが、人類はウマいもんを食べると、つい人に話したくなったりするもんである。またウマいもんを食べるために、探しさすらったり電話をかけ続けたり。。。
時は流れても、狩りや漁の道具が、携帯やパーソナルコンピューターに」変わっただけ、人類はウマいもんを探しさすらい、生きるために喰うもしくは喰うために生きるのである。
毎年毎年同じような事を言っているかもであるが、来年の今頃またウマいもんめぐり逢えるよう、釣った魚にエサを与えつつ、あの手この手とくりだすとしよう。