食いしん坊ビーグルの拾い食い日記

March, 2010
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ゴッティ☆プロフェッサー(飼い主)

ナッティ★プロフェッサー(♀) 03.11.13 岐阜県生まれ    大阪在住 現在8.9キロ

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Jan 27, 2010
インフレスパイラル

年末にかけて、世の中不景気だ!二番底かも!とか、ええ話は耳に入らず、暗い話題と宇宙人の政権交代、儲け話と言えば、男子ゴルフ最年少賞金王の話題ぐらいである。

 

先行き不安ばかりあおるマスメディアに踊らされず、うちの国に限ってって的な、楽観的な危機感のない国民性こそ大和魂である。

 

ヒット商品番付なんて後付けの勝ち名乗り、有り金をはたいて欲しいもの買う、それだけでデフレ脱却である。

 

PB商品なんて味を薄めたカルピスばかり、ファストファッションなんて対象外、エコカーなんてダサいし地味だし。。。

 

年末、半期に一度のご褒美おやつを、満額頂いたからには、冷え込む個人消費を温め直さんと、と意気込んだ。バブル世代を上目で見ていたからか、やはり手の届くモノを我慢なんて、ビーグル犬同様よだれがダラダラである。

 

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年末の朝、関西で一番ウマいパン屋と名高い、“ ブランジュリ タケウチ ” さんへ朝一で襲撃、ユウコは何度も訪れているが、大行列か売り切れかの世界である。

 

朝早くは意外と空いていて、あっさり買えた。ブランジュリと名乗りつつ、パン屋さん的な品揃え、お値段もお買い求めやすく、7やiオンのパンなんて、遭難時に喰らう非常食である。

 

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続いて年末年始の食材を仕入れに木津市場の朝市へ、市販のものは安いが、カニやフグなどエエもんはそれなりの値段で、威勢の良さや市場の雰囲気に、ついつい買い過ぎる次第であった。

 

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この日のお昼は市場内のうどんの名店 “ 大和 ” 、B級グルメブロガーが絶賛する名店である。市場のおひざ元にもかかわらず、寿司屋や食堂とは比べものにならない行列であった。

 

ようやく店内に案内され、海老天カレーうどんが1570YEN、うどんと言えば800YENぐらいが相場であるが。。。何かある、と思いつつ目の前に現れたのはっ!!

 

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デカっ!これを頼んだユウコのみならず、周囲の客もよく喰う客だと失笑であった。

 

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そして僕が頼んだ天婦羅うどん、これまたデカく、食べ応えのある逸品はんであった。味はデラ五つ、これを食べたら大手チェーンのセルフのうどんなんて釣り餌である。

 

とは言っても毎日喰らえるほどセレブじゃなく、釣り餌を喰らいつつ、時々有り金をはたいてドキドキ、日本の景気回復に一肌脱ぐとしよう。

 

また夏に逢おうと札束に別れを告げ、旅行に衣服に胃袋に、僕のボーナスはどこへやら、なにわのことも夢のまた夢、また夏に夢を見れるよう、せっせと働くとしよう。。。

Jan 20, 2010
サンタマラソン

200X年最後のクリスマスイブのしばし前、えらいさんに誘われes小山の王国で行われたハーフマラソン大会に参加した。

 

ノリきっかけで参加を宣言し、マラソンシューズを買ってから3ヶ月、結局ナッティのお散歩靴となり、練習もせずに当日を迎えた。。。

 

20.195km、見知らぬ町での大冒険であった。35歳と言えどまだまだ若いと気持ちをテンションハイ、寝不足もあってか亀田のようにメンタル的には楽勝ムードであった。

 

森脇健児のスポーツバカっぽい挨拶後、すぐにスタートラインへ。。。タイム別に整列だが、えらいさん達は前の方へ、僕は初なんで最後尾、スタートラインが遠くにうかがえるポジションであった。

 

周囲はガチャピンや正義のヒーローやサンタさんがゾロゾロ、こんな着ぐるみでも完走できんのか、と安心感に包まれた。

 

さらにユニクロのスウェットやリュックを背負うもの、記念撮影やギリギリまで豚汁をすするものまで。。。やたらハイテクなコスチュームなおデブちゃんが、目標1時間宣言、もちろんゴールするタイムではなく、1時間走り続ける事を宣言であった。

 

しばらくして銃声が聞こえ、走りだそうとしたら、「走らないでください!」と係員が静止、マラソン大会なのでは。。。約2分後ようやく「危険ですので走らず歩いて下さい!」マラソン大会なのでは。。。

 

5分後、ようやくスタートラインに立ち、ゆっくりと走り出した。この日は気温3℃、寒いしダラダラしてるだけだし体は冷え動きが悪かった。5キロ地点の給水地点、つい目の前の水をガブガブ、さらに体は冷え。。。

 

この日は時計を持っておらず、2時間半の時間制限であるが、単純に平均時速10kmで走り続ければ、気楽な気持ちで沿道の応援にもれなくリアクションの着ぐるみ集団とランニングを楽しんだ。

 

が、折り返しの10km地点まで300m、係員が「残り3分で閉門となります!急いで下さい!」振り返るとリタイアの人を乗せたバスが!!いかん!と思って全力疾走!しかし体は重く、膝が痛い!ニュータウンに入る坂が、練習不足の僕を足裏を刺激した。

 

冷やかし集団に別れを告げ、何とか時間は間に合った。しかしその途中、義足のランナーの方の姿が、、、恐らく時間に間に合わなかったであろう、しかし最後まで懸命に走る姿が目に焼きついた。

 

僕の勝手な思い込みであるが、足は痛くともいけるとこまで行かないと、ものすごく失礼であり、男たるものとして恥、そう思った。

 

そこからが本当の戦いであった。コースはニュータウンの中をアップ&ダウン、1kmが100mがこんなに長いなんて。。。心の中は、思春期の少年みたくうつりかわり、やめよう、がんばろうが秒単位で駆け廻り、家族の事、昨日の事、昔の事、食べ物や犬の事、とにかく色々な事が頭を駆け巡った。

 

そんな中、僕の心に響いたのは、沿道のチルドレンやマダムやお年寄り方の声援であった。町をあげてのイベントに、水やチョコレートを差し出してくれた。

 

もちろんどこのどいつかわからん僕を心からなんて無いであろう。しかし、その声は確実に僕を前に押してくれた。寒いのに旗振って応援、なんて素晴らしい町なんだ、そう思った。

 

が、残り5km、こんなにって思うぐらい体が重くなり、残り3km、何とか関門を時間内で通り過ぎ、気付けば人もパラパラ、ゴールの高校のグラウンドがチラり、しかし思ってる以上に遠くに感じた。

 

トラックに入ると、地元高校生が大声援、僕はやったった感に包まれ、200X年ンサイコーのどや顔でゴールインであった。2時間17分スタートしてから2時間13分の事であった。

 

ゴールした後、女子高生が水をくれ、タイムチップを回収、そこまではカッコつけていたが、気付けば自分で歩く事が困難なぐらい足がボーになっていた。

 

着替えのある教室までの坂、生まれたての小鹿ちゃんのようにヨロヨロヨロ、でも胸を張って一歩一歩ヨロヨロヨロであった。

 

 

しばし感動に酔いしれた後、えらいさんと合流、皆さん60近いのに僕よりか全然早く、今どきのダラしない男として言われるも、僕はやったった感で溢れていた。

 

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先ほどのゴールが幻のように、早くも片付けが行われていた。過ぎ去りし過去であるが、僕の心の中で、引っ張り続けるとしよう。

 

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余韻を味わいつつえらいさんにご同行し近くの温泉施設へ。。。歩行が困難な僕をほくそ笑んでか、牛さんのケーブルに乗せて頂き上の入口へ。。。

 

温泉に入りつつ、ふと思う。マラソンについて、何もない所をはしってどう?何のために走る?しんどいだけなどよくおっしゃられます。

 

しかし、その道中には走った者だけしかわからんどえらいもんがあり、それを知ってしまったもんからすると、一度走ってからもの言わんかい、とつい最近までの自分を含め言いたい。

 

とは言え人間は忘れっぽいもんで、いつの日かこの感動が薄れたら、またこの街のサンタさん達にプレゼントもらいに伺うとしよう。。。

Jan 15, 2010
東京200X

200X年最後の東京出張、弊社のわがままを言いに、呼ばれもしないのに訪れるゲリラ上京であった。

 

後輩が別件でお叱りを受け、もう来なくていいと言われるも、上司からわが社の未来が、と無茶ぶりをされ、スベッたら悲しい年越しである。さらに妻よりお土産の任務をさずかり、いざ東へ。。。

 

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重苦しい空気の中、われらのケンちゃんの美声を聞きながらMt.富士を横切る、雪厚化粧の富士さんは、大きなスイーツに見えた。ケンちゃんの美声と日本の田舎の風景は、現実逃避行の旅路であった。

 

昼前に到着、寒い!この日のお昼はいつもの築地じゃなく、銀座のはずれであった。腹一杯で眠くなるより、甘いもん食ってリラックスである。

 

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今回訪れたのは “ イデミ・スギノ ” 夕暮れを待たずして売り切れ、商品のほとんどがイートイン、犬飼い泣かせの話題のお店である。

 

真っ昼間からすでに店内には若い女性がキャピキャピ、重苦しいコート姿で行列に並んだ。高級宝石店のような大きなショーケースに寂しい品揃え、もう売り切れるのであろうか。。。

 

最後のアンブロワジーとま逆の白いヤツ、アメリカーノというイタリアかぶれの飲み物を頼み、店の奥へと案内された。角度が90度の居心地の悪いイスにお座り、待つことしばし。。。

 

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アンブロワジーをガブり、何層もの層からケーキが形成されており、甘苦い・甘過ぎ・甘い・やや甘い・ほんのり甘い・酸味やや・酸味の7重奏であった。

 

値段が値段だけに、決してマズくはないが、一度食べたからもういいかな、そう思った。お土産の焼き菓子を営業カバンに詰め込み、いざ商談へ。。。

 

糖分が僕に力をくれたのか、そこそこのわがままを聞いてもらい、胸を張って帰りの寄り道へ。忘れてはならない、もう1つの任務である妻へのお土産を求めて。。。ふぁっふぁふぁ×ふぁっふぁふぁ。。。

 

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今回はおじゃましたのは5年ぶりぐらいのギロッポンヒルズ、田舎もんと金持ちがウロウロであった。

 

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さっそくお土産を買いに行ったのは、テレビ朝日ではなく、“ ジョエル・ロブション ” 三ツ星シェフであるジョエル・ロブションのお店である。

 

頼まれていたマカロンとパンを買い、ふとショーケースを覗くと、ショークリームが!保冷剤はMAX3時間、この日は寒かったし、5時間ぐらいはいけると判断、買ったら最後、慌てて帰りを急いだ。

 

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東京クリスマスを味わうことなく、帰りを急いだ。ふと東京タワーがチラり、2秒ほど見てまた駅へと急いだ。

 

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凱旋するなりナッティ同様ニオイをクンクンクン、全然問題なしでモグモグモグ、値段が値段だけに2日分けて頂いた。値段が値段だけにマズくはないが、一回食べたからもういいかな。。。一期一会のスイーツを味わった。

 

関西人的には星の数よりやっぱやすくてうまいもん、東京20XX年、うまくてやすいもん求めてまたメガロポロスをパトロールするとしよう。

 

 

Jan 08, 2010
20XX年元年

新年、明けましておめでとうございます。毎年ながら師走とは良く言ったもんで、気付けば年末年始と時は過ぎ、幾度となく正月も過去となった。とりあえず去年の話をまたダイジェストでお送りするとしよう。

 

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トリオで映る唯一の過去の写真をひっぱり出して新年に思うのは、家族として手を取り合い、社会の厳しさに立ち向かう勇気を、傷ついた心の隙間を、どーでもええと思えるような花道を、トリオで歩みたい、そう思う。

 

その一歩一歩を書きしたため、またこれを見た限られた方が、少しでも愉快な気持ちになれたら、と思います。

 

さて20XX年元年、またトリオでさすらうとしよう。