「まぬけ日記」さんのトコロでワンコの名前の由来が
話題に出ていたので便乗しちゃいマス。
まずはモーゼル君から。
ミリタリー好きならピンと来ると思いますが、ドイツの
銃器メーカー「モーゼル社」から戴きました。
下図の「モーゼルミリタリー」をイメージして名付けました。
今から100年くらい前に開発された銃です。
この銃は性能優秀ながら本国では軍に正式採用される
ことはなく、他国に渡りそこで評価された銃です。
ギリシャ、イタリア、トルコ、ソ連、中国、特に
中国では評価が高く大戦中にも数多く使われています。
元の飼い主に認めて貰えず、ボランティアさんの
家を転々としていた彼にイメージがダブりました。
そんなワケで「モーゼル」と付けさせて頂きました。
さて、次は姫様ですが初めは「モーゼル」と対になる銃、
ということで「ルガー」とかにでもしようかと思ったんですが、
どうにも女の子のイメージではない。
その頃から趣味的に「和」に傾いていたので和風にしちゃう
のも一つの手だなー、と思い地元に由来のある歴史的なモノは
ないかと思案した結果「甲斐姫」となりました。
甲斐姫が生きた時代はまさに戦国時代。
時は秀吉の北条攻め真っ最中。
北条方に付いた甲斐姫の父、成田氏長は小田原に援軍
として出向いており不在。氏長には跡取りとなる男子が
いなかったため、城の守りは甲斐姫とその母、妹達とで
指揮していた。
そこに現れたのが秀吉の命を受け、北条方の支城を
攻めていた石田三成。2万を超える軍勢で押し寄せてきたが
甲斐姫は自ら鎧兜に身を包み、手勢を率いて討って出ると
強固な城の守りと地形を巧みに利用し、三成方を撃退。
たまらず水攻めに転ずる三成方でしたが、湿地帯に建つ
城には効果が上がらず、逆に堤防を決壊させられ失敗。
最終的には援軍を含め3万を超える軍勢で攻め立てながら
結局城を攻め落とすまでには至らず、小田原の北条の
降伏と共に開城になりました。
ちなみにその時、三成の援軍として駆けつけたのが大谷吉継、
長束正家、浅野長政、本田忠勝、赤座直保、真田昌幸・幸村、
戦国時代を代表する蒼々たる顔ぶれです。
そんな逞しい女傑から名を頂戴することになりましたが、今現在はその名に恥じぬ女傑っぷりデス（笑
全く違う感覚で全く違う趣の名を冠した二頭ですが、今は
足下でグースカ昼寝中。
