15年と2か月と3日。
我が家に16年前の5月1日に来たバジルは、この長い年月をモカと一緒に過ごしました。
モカは我が家が最初に迎えたワンコ。
今みたいに開けばなんでもすぐ調べられるスマホのない時だったから飼育本と病院の先生が唯一の頼み。
何の知識もなく分からない事だらけで大変だったけど、店舗は違っても同じショップから迎えたモカとバジルは、うちに来る時にはもうトイレのしつけは入っていたので楽でした。
お座りや待てのコマンドなどもモカには教えましたが、バジルに関して教えたのは伏せだけ。
他は、モカの横でごはんの時とかにちらちらお姉ちゃんのする事を見て真似て自力で覚えたバジル。
多頭飼いのすごさを実感。
それ以降もいろんな面で器用さを発揮、自分が2番目だという事も分かっていて何をするのも順番待ちしたり、、、
そんなバジルに一番当てはまる言葉はまさに"空気がよめる犬"笑
モカが旅立った時。
その時も空気が読めたバジルは、少し離れた場所からモカの事を長い間じっと黙って見ていました。
バジルなりにモカと最期のお話?お別れをしていたのかも。
そんなバジル。
病院では"上の子が亡くなると下の子は本当にわがままになりますよ"と言われたのですが、わがままどころか、しばらくすごく臆病になっちゃいました。
家に来た時からモカがいてそれが当たり前だったバジル。
考えてみれば、ひとりぼっちは犬生初めての経験...モカがいたからできていた事が多かったのかも。
私たちにとっては、留守番のベテランのバジルが、留守番の初心者状態になったんです。
普段なら留守中はすぐ寝てましたが、しばらくは不安で寝れなかったみたいでした。
バジルなりにその新しい環境を受け止める期間が必要だったようです。
元々、気が強くないいい子すぎるバジル。
わがままにはならず、甘えん坊に。。。
お散歩は、モカがいた事で安心していたのか一心不乱に歩いていたのにすっかりゆっくりペースになっちゃいました。
今年の2月で16歳の誕生日を迎えすでにスーパーシニアな事、背中の湾曲でヘルニアに近い状態になった事、高齢で目も見づらくなっている事など、お散歩するのにマイナス要因がいろいろ重なって、いったいどれが原因かは分からないんですけど。
でも自分の足で歩けるって大事!
ゆっくりペースでもいいからこれからもお散歩して、元気でいてもらいたいです。
最初の写真は、バジルが家にきて初めてお散歩した時です。
来てすぐはおそらく他の子が家に来たストレスで果てしなく体調崩しましたが、その後バジルを受け入れた時からコロっと治ってしまったモカ。
歩くのを怖がるバジルに「こわくないよ。」と言っていました^^