小さな庭にぷ〜を時々放す。
夕方の散歩で、いまいちウンチが出きらなかった時やソワソワしてるが相手にできないときなどなど。
四方は柵で囲って、安心して放牧状態にしている。
昨晩もソワソワ、クンクン、鳴くのでちょっとだけよ〜と放牧してみた。
すぐに大好きなストップ&ダッシュを繰り返し
思いっきりはしゃぐぷ〜。
私達は縁側の窓を開け、たまに覗きながら
ペチャクチャおしゃべりしていた。
そして、しばらくするとシーンと静かになった。
ここまではいつものパターンだ。
走り終わったぷ〜が草を食べているのだろうと高をくくっていたら・・・
「いな〜い!!!」
庭に飛び出し、二人で探すがぷ〜がどこにもいない!!
「ぷ〜〜〜〜!!!!!」
「ぷ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
夫婦そろって、大声でプープー言って走り回っている。
近所の人たちは、きっとあそこに越してきた人ヘンだわって言ってるだろう。
ああ〜、こんなことならちゃんと「犬のぷ〜です。」って自己紹介しとけばよかった。
ちゃんとネームプレートつけとけば・・・
ちゃんとしつけておけば・・・
後悔先に立たず、とはよく言ったものだ。
見れば、柵に隙間ができてる。
きっとここから逃げ出したのだろう。
パニックになっている私はただ狭い庭をウロウロするだけ・・・・。
「いたよ〜!!!」
主人がぷ〜を確保したようだ。
「きゃ〜!!ぷ〜、ぷ〜、!!!」
意味もなく呼びまくる使えない私。
ぷ〜に逃亡する勇気はなかったらしく、家の裏のガスタンクのあたりをウロウロしていたらしい。
一時のスリルを味わったぷ〜の口は乾き、疲れていた。
思わず上唇が歯にくっついてまぬけ面。
一件落着・・・。