ママの知り合いのご近所さんの お話です。
新婚のAさん家にワンちゃんがやってきました。
ワンちゃんの犬種は セントバーナードです。
赤ちゃんの内は 大切に育てられました・・・・が
Aさん家に1人、2人、3人 と次々に子供が生まれると・・・
お散歩も行かなくなり、外でのお留守番が日課になりました。
ワンちゃんは 淋しくて 構ってほしくて よく泣きました。
朝、昼、夜 かまわずに 淋しくて泣きました。
その内に、ご近所から 苦情が来るようになり Aさん家は高い塀を作ったりして 隠すことに努力をしました。
それでも、泣くワンちゃんに 苦情が止むことはありませんでした。
泣き声だけでなく、臭いもです。そりゃそうです、散歩に行ってないんですから。
とうとう、ご近所とのトラブルは訴訟にまで発展していきました。
何回か 裁判所での 話し合いの末に出た結果は・・・
Aさん家の 飼い方に問題あり、で
散歩に連れて行く。
一日中泣かさない。等々細かく指導が入りました。
その後、Aさん家がとった行動は なんと・・・
ワンちゃんの声帯を切るという方法でした。
確かに、泣き声はしなくなりました。 が・・・
ご近所の人たちも それを望んでいた訳ではありません。
ワンちゃんの事を思うと なんだか・・・後味の悪いものでした。
それから・・・
半年も経たない 今月の初め・・・
ワンちゃんは 星になりました。
まだ、5歳の突然死でした。
この話を聞いて とってもとても、胸がいたくなりました。
ワンちゃんは どんな気持ちでいたんでしょう・・・
愛されてないって 気がついて 必要とされてないって感じて・・・
どんな思いだったでしょう・・・。
トラブルの初めから、その時々の話を聞いていたママは・・・
言葉が 出ませんでした。
ぺっトを飼う資格がない! と。
でも、この話には 続きがあって
Aさん家には もう次の ワンちゃんがいるっていうことでした。
新しいワンちゃんには どうぞ 前のワンちゃんの二の舞だけは ならないよう
心から祈らずにはいられません。
そして、星になったワンちゃん。空の上で いっぱい走って、いっぱい鳴いて
いっぱい遊んでね。・・・でも・・・
なんで、生きてるうちに出来なかったのか・・・悔しいね。
家のママは、よく ボクの頭をなでながら、
『ポッキー、家の子になって幸せ?』って聞きます。
『ボク、幸せだよ』 って ポッキーの口から聞いてみたいな byママ。