〜全ての犬に祝福を〜

September, 2007
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PROFILE
らんご

保護した犬2頭と人間2人で暮らしています。スウェーデン出身、現在日本在住。

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Aug 20, 2007
1年2ヶ月ぶりのGod Bless All Dogs
皆様、お久しぶりです。
2年前の今日、8/20に、このブログはオープンしました。
昨年6月に閉鎖してからも、たくさんの方から、
再開へのご質問、記事転載へのご依頼を頂き、ありがたいことです。
個人が運営する拙いブログでしたが、思いがけない場所で、
多くの方がご覧下さっていたのだと分かりました。
現実を知る勇気、そして伝える事の大切さを実感しています。
たくさんの出会いがあり、動物問題から離れた部分でも、
いち飼い主として、充実したものでした。
素敵な方々に囲まれて幸せです。

この一年の間に、様々な事がありました。
ひとつは秋に、私の病気が発覚し入院、化学療法を受け、年末に退院したこと。
10万人に1人といわれる、幼年期や若年層に多い(管理人らんごは、20代です)
珍しい癌です。
私の場合は、死に至る危険は極めて少なかったのですが、、
らんご家の生活は一変しました。
家族を残して、私一人が遠くで入院していたので、会えない日々が続き、
犬達には留守を強いる事が増えました。
もしも治療がうまく進まず、愛するパートナーや犬達と今、
別れてしまうことになったとしたら。
そんな中で、私自身も少しずつ変わっていったように思います。
それは、”気づき”というものかもしれません。
生と死は同じ場所にあり、だからこそ、どんな小さな命にも、
生を全うする権利があるのだということ、
物事は全て中立であるということ、意味の無いことや無駄なことは
何一つないのだということも。
私が、ここに居られなくなったとしても、終わりではない、
また「次」会えるのだから、きっと、どこかで。
そんな風に。

現在、無事に完治し、元気に生かされていることを感謝、
助けて下さった方々に感謝、待っていてくれた犬達に感謝〜
そして改めて考えています。
命について。
家族として愛される命、産業の犠牲になる命、食べられる命、
一体何が違うというのだろう?と。

God Bless〜は、放棄犬であった犬達を家族に迎えたことで、
日本の捨て犬達の現状を知り、一人でも多くの方に、家族を迎える時は、
そんな動物達の中から選んで欲しい、成犬から迎えても、問題なく
楽しくやっていけることを知って頂けたらという願いからスタートしました。
犬達の保護主様に向けての近況報告を兼ねての軽いもので、
犬や猫というペットと呼ばれる動物達の問題が中心でしたが、
動物の問題は、複雑に絡み合っていて、全てが繋がっているのです。
毛皮、実験、畜産、、そこに人間達の問題が大きく関わっています。
もう後戻りは出来ない状態の今、どうしたら、次に進んでいけるのかを考えたいです。
物事の背景を見つめてみる、ほんの少し目線をずらして。
そこからの「わたしにできること」を不定期更新になりますが、
綴っていきたいと思っています。

新しいGod Bless All Dogsを何卒宜しくお願い致します。



管理人らんご
Jun 04, 2006
ありがとうございましたm(_ _)m(改訂)
動物について、これまでたくさんの問題を取り上げてまいりました、
God Bless All dogsは、欧州引越し準備のため一旦閉鎖致します。

日本はとても不思議な国です。
先進国であるはずなのに、動物たちは、とても守られているとは言えず、
途上国のように、ゆったりと自由気ままに”居ること”さえも許されない
先進国、途上国それぞれに、動物との自然なかかわりがあるはずなのに、そのどれにも
当て嵌まらずバランスを崩しています。
邪魔なものは排除、駆除。
これがいかに不自然で、結果、自分達人間が生き難い世の中になっているのかを
知って欲しいと思います。
動物(他者)は、人間に(自分に)迷惑をかけなければ存在していてもよい、
というスタンスがどこか根底にある気がします。
他者(動物も含めて)がいない社会など、あり得ないのだから、
一人ひとりが歩み寄って生きていくことが大切だと思うのです。
深く見つめると、動物問題は、社会問題であり、私達皆の問題です。
自己を内省することで、快方に向かうのではないでしょうか。
誰か、に任せるのではなく、まずは、自分から。

繁殖を考える方へ。
この国では、生産される命の多くが処分されているという現実があります。
まずは、人口が有り余っている動物を、故意に増やす行為について
考えてみて下さい。
あなたが増やした命の数だけ、間接的に”飼い主”という名の椅子に座れなくなり、
処分へと押し出されていく命が出ることを。
自分がするほんの少しの行動が、大きな影響を与えるのだという事を。
あなたの可愛いわが子は、自分から子孫を残したいとは望みません。
本能で”交尾”したいだけであって、犬達の幸せとは、愛しい飼い主との平和な毎日、
ただそれだけなのです。
子犬の里親を決めてから生ませるから、遺伝的疾患の勉強をしたから、良いのでしょうか?
生まれてくる子犬の幸せ、親犬の幸せさえ確保したら良いのでしょうか?
なぜ可哀想な命が存在しているのでしょう?
可哀想な命は、なぜ可哀想なのでしょう?
想像して下さい。
それでも、どうしても生ませたいのなら、殺されていく子達をしっかりとその目で見届け下さい。
施設へ出向き、殺処分のボタンを押せますか?

犬たちは命を賭けて、飼い主と言う名前の椅子取りゲームをしているー。
椅子に座れない犬達を、作らないで下さい。
(お友達が自分の犬を交配させたいのに、何も言えないという方、
なぜ何も言えないのか、理由を考えましたか?
伝える工夫、努力はしましたか?)

”日本も早く動物先進国のようになって欲しい”ですか?
犬猫を殺さない国は、いくつもあるのです。
殺さない町が成り立つのは、需要と供給が合っているからだということを、
保護動物から家族に迎えたいと行動する人達が存在しているから成り立つのだ、
という事実を忘れないで下さい。
どんどん増やし続けて、余ったら処分していく、ということをやめていかなければ、
根本の解決にはなりません。

レスキュー活動をしながらも、ネット販売、展示販売で商売している人たちがいます。
これほどの矛盾はありません。
”人に愛される良い犬”を作り、簡単に捨てられるような不幸な命をなくしていきたいという
意向を掲げる繁殖家、今の展示販売がよろしくないので、新しい愛護法にのっとった
”良いペットショップ”を開店したいという獣医などがいます。
たくさんの命を犠牲にしておきながら、命に区別をつけ、”良い血統”を守ることに
どれほどの意味があるのでしょう。
もしも、本当にその種を愛しているのなら、今この国で、この社会での
繁栄は決して望まないはずです。

”良いペットショップ”という言葉を見て、”良い麻薬”という言葉が脳裏をよぎります。
(この世に存在しないよね★という意味で)
そもそも命を展示して販売する行為そのものが虐待でしかなく、
犬猫処分数ゼロの日が来たとしても、許せるものではない。
そんな場所へ無邪気に出向かず、疑問を持って下さい。

あなたの好みのタイプの犬は、必ず保護犬にもいるのです。
子犬でなくても。
大人の犬と出会い、暮らしていくことは、難しいことではないことを、
初めて犬と暮らす人にこそ、知って欲しい。
それがどんなに素敵なものなのかを。
諸外国ではシェルターから迎えることはいたって、普通な事です。
決してかわいそうだから助けようという悲壮感で迎えるわけではなく
可愛いからです。
犬は、暮らしてみればどの子も愛しいわが子です。

多頭飼育をお望みの方、好みについて、エゴや思い込みを捨てて下さい。
他の犬を死に追いやってまで、生産された命に拘って迎えて、
あなたは本当に幸せですか?
どうか、もう二度と生産された命を子犬から迎えることはしないで。

これから犬と暮らしたい方へ。
自分の年齢を考慮して犬を迎えて下さい。
定年退職してから犬でも飼おうかという方、やめて下さい。
犬という動物は、孤独と放棄が何よりもストレスです。
(”犬の愛に嘘はない”より)
一度迎えてしまったなら、その命に愛される責任が生じます。
愛に見合うお世話が出来ますか?15年、20年後のあなたは。
70歳、80歳となって、充分な老犬介護は出来るのでしょうか?
ぼけて夜鳴きをし、徘徊しても、抱きかかえてお世話できますか?
飼い主と犬との幸せなカップリングを考えた時、弱者である彼らを
最期の時まで、見守ってあげられるかどうかに尽きると思います。

生まれた子供がアレルギーだったと、”泣く泣く”飼っていた子を手放した人、
引越しで”泣く泣く”、〜災害で”泣く泣く”〜
センターに持ち込むことも、里子に出す事も、犬の精神的苦痛を考えれば同じ事です。
一生、二度と飼わないで下さい。いかなる理由があっても、手放した以上、
飼う資格はないのです。

日常的に長時間の留守番を強いなければならない方、毎日の5時間の留守番、
7時間、8時間の留守番が、虐待として罰せられる国がいくつもあります。
国が違うから、日本じゃ仕方がないということはありません。
それがどうして犬にとっていけないのか?ということを、考えて下さい。
もうすでに迎えている方は、それらを踏まえた上で、出来る最大の事をして下さい。
ドッグカフェよりキャンプより、新しいおもちゃや洋服よりも、
日々の散歩が犬にとっての幸せです。
そしてそれ以上に、ただただ愛する飼い主が自分の側にいてくれることこそが
最大にしてたったひとつの幸せなのです。
側にいられる時間的、気持ち的余裕がないのなら、犬のために飼わないで下さい。
飼わない愛情もあるのです。

食べることも資源の利用についてもそうです。
動物植物ともに、今ある命に敬意と慈しみを。


世間や風潮に流されずに、真実は何なのか、大切なものは何か、
心の声に耳を傾けて下さい。
そして成熟した社会へと、お年よりも子供も、動物も、皆が生き易い社会に
なりますように。
どうか、神様、お願い。
〜God Bless All Dogs
全ての犬に祝福を〜
またどこかでお会いする日まで。

辛口な記事となりましたが、最後までお読み下さりありがとうございました。
お世話になりました皆様のところへは、改めて伺います。