名残惜しい気持ちを 胸に懐きながら 犬舎をあとにした。
もしかして これが最初で最後?なんて 思いながら・・
また逢いに来たいなぁ。れん君のお母さん 元気でいてね。
れん君の生まれた町を れん君と一緒に散策しました。
この町は、町の中を阿賀川の本流“大川”が流れていて、その川に
よって造られた渓谷や温泉卿のある山間部の自然豊かな里でした。
町の観光名所「塔のへつり」と「大内宿」へ行ってみました。
少し前に 小泉首相が訪れていることもあって、どちらも大勢の
観光客で賑わっていました。
《 塔(とう)のへつり 》
「塔のへつり」の見事な景観は 100万年もの歳月をかけて
凝灰岩が浸食・風化されて作り出されたもので
「へつり」とは方言で「川に沿った断崖、急斜面」の意。
大岩の下部を狭い歩道が延びていて、吊り橋を渡って
対岸の岩場を散策することができました。
れん君、狭い岩場や起伏のある道、ゆらゆら揺れる吊り橋を
怖がって歩こうとしなくて、パパが抱っこして散策しました。
吊り橋を渡って対岸から見える景色・・
水面が陽射しを反射してきらきら輝いていました。
渓谷と湯けむりの里「大内宿」は江戸時代に栄えた宿場町。
街道の両脇には堀の水が流れ、約30軒の萱葺き民家が建ち並び
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて集落の中は
昔ながらの暮らしが今も続いていて古き良き時代をうかがわせる
そんな暮らしぶりを 垣間見ることが出来ました。
広い空と広い大地 そして そこにあるもの全てが溶けあって
ひとつになって見えて、それが違和感なく伝わってきて
なんだか、とっても不思議な感じがしました。
そんな町並みの中の一軒の お店で お昼を食べました。
庭先に「お客様の愛犬お休み処」がありました。
そんな、ちょっとした心配りが嬉しかったです。
果たして、れん君は、静かにして居れるかな?
こういう所に犬と一緒に来て食事をする事って
実は初めて!なんです。大丈夫かなぁ、心配・・
れん君、みぃ兄ちゃんの足元で おりこうさんで居れました。
暑かったし疲れちゃったし・・だから静かにして居られたのかな?
でも、おとなしく おりこうさんに出来て、嬉しかったです
こんなところに、ちょっとだけれん君の成長を感じたりして。。
良かった、ちょっと安心しました。ちょっと自信が持てました。
お昼も食べたし、休憩もしたし、そろそろ帰ろうか・・
駐車場まで、れん君とパパとみぃ兄ちゃんと ママと 四人で
お喋りしながら、のんびり、れん君ペースで歩きました。
帰りのクルマの中で、れん君は自分の席(ペットボックス)に入らず
助手席のママの膝の上に身体を横たえて、ずっと熟睡してました。
久々のクルマでの遠出で 疲れたのでしょうね。
れん君 どんな夢を見てるのかなぁ・・
生後50日前で母犬から離れ 数日間をペットショップで過ごし
そして50日目に 我が家にやって来た れん君・・
一年ぶりに訪れた生まれ故郷は どうでしたか?
吹きわたる風に 懐かしい匂いが しましたか?
れん君、きょうのこと 忘れないで いようね・・