沙羅さん、こんにちわ！
らいすは、今も昔も、心拍数は少なめで、咳がほとんど出ない子なので、
心不全が進行しているわりには、他のワンちゃんに比べると、
使っているお薬は少ない方だと思います。
なので、あまり参考にはならないかもしれません。
心不全の治療においては、ポイント（というか柱というか）があるようです。
・前負荷（ぜんふか）の軽減
・後負荷（こうふか）の軽減
・心拍数のコントロール
・心臓の収縮力の増強
だったと思うのですが、先生に確認してくださいね。
そして、
・前負荷の軽減：利尿薬、硝酸イソソルビドなど硝酸薬の血管拡張薬
・後負荷の軽減：ACEI（＝前負荷も軽減できる）
・心拍数のコントロール：ジゴキシン、β遮断薬（＝心機能の改善もできる）
・心臓の収縮力の増強：ジゴキシン、ピモベンダン（＝血管拡張もできる）
などが、代表的なお薬としてよく使われるようです。
さらに、個々の症状に応じて、
気管支拡張薬のテオフィリンやアミノフィリン、動脈拡張薬のヒドララジン、
去痰薬ムコダイン、ステロイド、抗生物質なども、使われるようです。
らいすは、前負荷軽減のためには、硝酸イソソルビド（徐放剤）を使っていて、
今回の呼吸困難以来、休止していた利尿薬フロセミドを再度使い始めました。
後負荷軽減のためには、以前から、ベナゼプリルのフォルテコールを使っています。
心拍数は少なめなので、心拍数コントロールの必要がなくて、
ジギタリスは使ったことがありません。
β遮断薬は、使える時期を逸してしまいました。
そして、心収縮力の増強には、ピモベンダンを使っています。
今のところ、咳が少なく、咽頭や気管支の炎症もないので、
その他のお薬は使っておりません。
このように、お薬の役割を分けて考えると、
それぞれのお薬の処方の意味が分かりやすくなるかもしれません。(^-^)
よかったです〜、つっこまれなくて。（笑）
長く長く傍にいてほしい、本当にそう思いますよね〜。(^o^)
穏やかに穏やかに過ごしてほしいと思います。
でも、ある程度病気が進行したら、どんなに苦しんでいても、
できるだけ長く生きていてほしいか？という問題も、
母は、そろそろ考えなくてはならないのかもしれません。
欧米のサイトを見ていると、安楽死という言葉がよく出てきます。
宗教の違いなのか、文化の違いなのか、獣医さんも含めて、
日本では、抵抗があると仰る方が多いようです。
しかし、何日も酷い呼吸困難の状態が続いていたら・・・
母は、苦しませることは虐待である、という考え方も理解できるんですよね。
本当に、難しい問題です。 | 
