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【2009/10/12 21:00追記】
不謹慎だと怒らないでください。
らいすを見ていて、闘病生活って、すごろくに似ている・・・
と思っている母。
すごろくって、若いヒトには分からないかな？（汗）
でも、すごろくのあがり＝お別れだとすれば、
お別れは、遅い方がいいです。
ですから、闘病生活の目的は、すごろくとは全く逆ということになりますが。
なぜ急にこんなことを言い出したかというと・・・
最近、また少し、
あがり＝お別れに近づいてしまったような気がしたものですから。
具体的にどういうことがあったのか？というと・・・
実は、前の記事をアップする前なんですが。
10/ 9（金）の夕方、場所は家の中。
らいすが、いつものように、はしゃぎながら母の後追いをしていて、
突然のオスワリ。
自発的にオスワリしていい子にしてるって感じのオスワリではなくて、
急に腰が砕けて、後肢の力が抜けて、オスワリしちゃった感じです。
本犬は、何が起こったのか理解できず、目をまんまるくして、きょとん、
という感じでしょうか。
あの表情は笑える〜〜〜！（・・と引きつりながらも、思い出し笑い。爆）
らいすに意識はありました。
動けなかったのは、たぶん、20秒くらい。
「どうしたの？ なぜそんなところでオスワリしてるの？」
と母が声をかけた直後に、自分でスタスタと歩き出したので、
「いい子にしなくてもいいよ、わかってるから♪」って母ものんきに
話したのですが。
オスワリした時のらいすの様子がひっかかって・・・
急にへなへな〜と腰から後ろの力が抜けて、尻もちをついたような、
なんとなくいつものオスワリとは違う気がして、調べてみたんです。
脱力には違いないけれど、部分的なもので、全身ではないし、
弛緩もしていない、虚脱というほど大袈裟なものではないよね・・・
と思っていたのですが、
程度の差こそあれ、こういう状態を、presyncope というようです。
presyncope プレシンカピ？ プレシンコピ？ プレシンコピー？
正しい発音は分かりませんが、要するに、syncope ＝失神の前の状態、
という意味のようです。
それを医学的な用語では、「前失神」と呼んでいるようです。
失神は意識が無いのに対して、前失神は意識ありで、
めまいとか筋力の低下とかで、体位・姿勢の維持ができない状態を
指すようです。
母が勉強させていただいている 『 CavalierHEALTH.org 』 の
Mitral Valve Disease and the Cavalier King Charles Spaniel
→ ttp://www.cavalierhealth.org/mitral_valve_disease.htm
のページには、
┃ Cavaliers with murmurs of between Grade 3 and Grade 6
┃ may display episodic weakness of the hindquarters,
┃ ataxia, or collapse, which is called presyncope,
とありました。
らいすの場合はまさに、“ episodic weakness of the hindquarters ”。
一時的に、後肢を含む腰から後ろの力が抜けてしまった感じです。
「どうも、これっぽい」と思った母。
その後、さらに調べてみると、
重度、末期の心不全では、よくあることらしいです。
お散歩に行ったら、途中で犬が急に座り込んで動けなくなった〜
なんていうのも、この類らしいです。
心臓病の子で、このような症状が出た場合、
大半は、心臓の不調が原因のようです。
らいすの場合、ピモベンダンを飲んでいるにもかかわらず、
心臓の収縮性が低下してきているという事実がある。
恐らく、心拍出量は、以前に比べて低下しているはず。
その状態で、興奮してはしゃいだ。
体を動かすために、酸素の需要が一気に増える。
心臓が血液を送り出す仕事量が増える。
心臓は、低下した心拍出量を補うために、心拍数を増やして、
需要に応えようと頑張る。
が、心臓は、もはや頑張りが利かない状態になっているので、
需要に見合う十分な量を供給できない。
体のどこかに、酸素が足りないところが出てくる。
・・・って感じかな〜？と考えて、その日は就寝。
そして、翌日の10/10（土）、
専門家に確かめるべく病院に行ってきました。
母は、先生に、らいすの様子を説明しました。
上記のとおり、「・・・みたいな感じで〜」を連発。（汗）
いくら、ただの飼い主、素人とはいえ、説明が下手すぎ・・・（爆）
と自分でも思いますが、母のどんなにめちゃくちゃな話でも、
先生はいつも真剣に聞いてくださって、本当に感謝です。
結果、らいすのいつもと違うオスワリは、やはり心臓が原因みたいです。
心臓の、どこに、何に、問題があったのかは分かりませんが、
らいすが興奮してはしゃいだことがきっかけになったことは、間違いない！
という結論に達しました。
はしゃぐ、といっても、らいすにしては、とっても控えめだったのですが、
もうほんの少しの無理もできない状態になってきているようです。
らいすのマーマーちゃん（＝心雑音）、
心臓の左側、僧帽弁のあたりは、とっくの昔に6/6ですが、
心臓の右側、三尖弁のあたりも、もう相当大きいです。
まだ、僧帽弁には負けているけれど。（爆）
こうなると、肺水腫だけではなく、肺高血圧、腹水も気になるところです。
ついでに、前夜自宅で聴診していて、らいすの右側の肺の音が、
ちょっぴり気になった母。
母の心をザワザワさせるいや〜な音が、奥の方で微かに聞こえるんです。
「まさか、肺水腫の前触れ？？？」と母は焦りました。
先生に申し上げると、「気にならないわけではないんだけど。」
とのお答え。
聴診のみなので、らいすの胸の中の詳しい様子は分かりませんが、
フロセミドを飲ませてください、と仰るほど、悪くはないらしいです。
でも、先生としては、飲ませても良いと思う、とのことでした。
母は、それなら、飲ませます！と即答しました。
なんたって、肺水腫は怖いですから。（汗）
ここまで進行していると、いつ何が起きてもおかしくないですものね。
連休明け、また病院へ行く予定なので、
とりあえず、それまでフロセミドを飲ませてみるつもりです。
量にして、1.1mg/kg b.i.d.。
これで、肺のいやな音、聞こえなくなるといいな〜♪
『らいすの助っ人』の欄には、フロセミド休止中としていますが、
これは“休止中”のままにしておきます。
今回のフロセミド服用は一時的なもの（であってほしい！笑）ですから。
【2009/10/12 21:00追記】
10/10（土）夜から10/11（日）夜まで、1.14mg/kg (＝8mg/包) を計3回、
らいすに飲ませました。
その結果、おしっこの量・回数が増え、おしっこの色がとても薄くなりました。
食欲は変わりませんが、いささかだるそうです。
嘔吐が1回ありました。
投与前より、不活発になったような。
循環する血液の量を減らしすぎちゃったかな？（汗）
ちなみに、気になる肺の音は、昨夜から聴こえたり聴こえなかったりです。
もしかしたら、母は関係ない音を拾っているのかも？（爆）
今現在、らいすは、
・安静時の咳はなく、興奮時の咳のみ。（1日に多くて数回。）
・呼吸困難の症状はない。
・肺の聴診は少し怪しい。（呼吸音が大きい）
・肺水腫らしい徴候はない。（X線検査はしていません）
という状態です。
今年2月、軽度の肺水腫と診断された際のフロセミドの投与量と比較して、
1.14mg/kg b.i.d. は多すぎるかな？と思いました。
 左の画像は、
フロセミドの投与量を
控えたカレンダーです。
今のらいすには、量が多かったのかもしれません。
ということで、10/12（月・祝）の朝から、半量に減らしました。
肺水腫で呼吸困難になってからでは遅い！早めに対処したい！と
母は思いますが、
心拍出量が減っているであろう状態で、循環血漿量を減らしすぎると、
大切な臓器への血流も少なくなって、かえってマイナスだそうです。（汗）
慢性疾患の子の体調管理って本当に難しいですね〜。
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Posted by rice | 14:30:00, Oct 11, 2009 | TrackBack:x | Comments:x |
