昨日の日記に野生動物を飼わないで下さい、と書きましたが、私は今までに何匹もの野生動物をペットとして飼っていました。
お写真の子はベステル・チョウザメのマロリーです。
チョウザメはキャビアを生むことで有名ですが、マロリーは約3年間、私の元で暮らし、最初は体長6cmだったのですが、最終的には60cmにまで成長しました。 その頃私は熱帯魚も扱うペットショップで働いていたので、もっと大きな水槽に移してあげようとペットショップに置かせてもらうことにしました。マロリーをビニール袋に移し、何度も水質を調整してから温度も合わせ、とても大きな水槽に入れたのですが、翌日マロリーは死んでしまいました。 その他にも、綺麗な珍しい熱帯魚をたくさん飼っていたのですが、どの子も2年足らずで死んで行きました。 人工的な自然には限界があります。 地球に元々存在する野生の中で生きる動物達を小さなアクアリウムで飼うと言うのにはやっぱり無理がありますし、自己満足でしかありませんでした。 可愛いから、格好いいから、綺麗だから、好きだから、本当にくだらない理由で、私はたくさんの命を傷つけてきました。 野生動物は家畜ではなく、ペットでもない、人間とは関わらずに生きて行くべきだったんです、私は何も考えずに、何も知らずに、触れてはいけない命に触れてしまいました。 私はこれ以上、こんなことを繰り返したくはありません。