今日はスタンダードプードルになんと5時間もかかってしまいました。 理由は色々なことが重なってしまったからです。 スタプーは到着すると、いい子でトリミング台に乗っかりました。 皮膚を見るとなんだかカサカサしてる、シャンプー前に足バリと顔バリをかけると案の定クリッパー負けをして赤くなってしまいました。 これは大変だと、まに(スキンウォーター)を霧吹きで拭きかけながら作業再開。 爪切りを嫌がります、でもこれは序の口。 耳掃除、片方の耳の中がグチャグチャです。 大変だ、これは耳洗浄。 それにしても嫌がる、耳の毛を抜くのにかなり時間を取られ、ブラッシングの時、事件は起りました。 りっちゃんが後ろ足をスリッカーでとかしていると、ブーリブリブリブリブリ!!!!!! 一瞬何が起きたのか分りませんでしたが、次の瞬間漂う悪臭…。 スタプーは立ったまま下痢Pを大量に漏らしたのです。 うっそー!? 本当。 りっちゃんのTシャツはそのまま洗濯機へ。 ウンコを片付けてからも臭いがぷんぷんします。 スタプーが少し落ち着いてから作業再開。 半泣きになりながらブラッシングを続けていると、ブーリブリブリブリブリブビビビビ〜!!!!!! またです。 結局この日、この子は3回もトリミング台の上で下痢Pを漏らしました。 原因は食あたりか、氷などを食べ過ぎたせいだと思います。 でもいいんです、別にウンコなんて、そんなことよりも、シャンプーを済ませ、ブローに入ってから時間の感覚がおかしくなるほどの長丁場になりました。 絡まってほどけない毛玉が全身に…、スリッカーをかけるたびに赤くなる皮膚…、毛量がやたら多く、いくらとかしても次から次へと毛玉毛玉毛玉…にしてもこれは有り得ないだろ!? きっとオーナーさんがシャンプーして生乾きのまま放置したに違いない、ただでさえ皮膚の弱い子なのにこんなんじゃ皮膚がボロボロになっちゃうよ〜、頼むから余計な事しないでよ〜(泣) こう言うことは日常よくあるのですが、巨大なスタプーで、しかも皮膚が弱い子にこの現状はあまりに酷です。 私たちトリマーも大変です。 トリミング犬種を飼っている方は2週間に一度、シャンプーだけでもいいので、是非トリミングに出していただきたいです。 シャンプーまでなら誰にでも出来るのですが、違いはブローにあります、トリマーは固定のドライヤーを使い、丹念に毛を整えながら乾かしています。 その技術を習得するのに少なくても3ヶ月はかかるんです。 犬に負担をかけないようにシャンプーやリンスもそれぞれ考えて使用します。 特にプードルはカールしているので毛が非常に絡まりやすいですから、たかがシャンプーと思わずに、トリミングを利用して欲しいな〜と思いました、あとトリミングの日はわんちゃんの体調を崩すような事もして欲しくないな〜(泣)。 ぐったりしたのはわんちゃんだけじゃなく、りっちゃんもです、ただいま〜とフラフラになって帰宅するととジャックとパジーが笑顔でお出迎え、その時りっちゃんは、良かったぁプードルじゃなくてと思いました。しばらくこの出来事は忘れられません(笑)