お仕事の面接でした。 お写真は病院の猫ちゃん、赤ちゃんの時にカラスに襲われたらしく、2匹とも目が真っ白、でも人懐こくて可愛い。 今回は動物病院で、トリマーをしながらAHTと言うことだったので、どうせまた落ちるんだろうと何の期待もせずに行ったのですが、なんとあっさり合格! でも一応3日間の研修があるのですが、今までと違い、お給料も交通費も出ると言う厚遇! 面接が終わり、マルチーズをトリミングして、他のトリマー兼AHTの方々とちょっと話してから帰ろうと思ったら、残ってくれと言われて残る事に。 ホテルに泊まっているわんちゃんのお散歩やゴハン、キャブのお掃除を手伝っていた時に、衝撃的なことが起こりました。 バタバタとタオルと持ったお姉さんが入ってきました。 診察台の上にタオルを広げると、中には猫が。 お姉さんの話によると、近所によくいた猫で、家から出ると車に轢かれていたと言うのです。 少し動いた気がしたんです、まだ温かいんです、 お姉さんは取り乱して泣いていました。 その時、先生がいなくて、りっちゃんと先輩AHTと受付の人だけ。 先輩AHTは聴診器で心音を何度も確認して、体を触ります、足も手も折れていると言っていました。 りっちゃんはその時、猫の反対側にいたのですが、 ○○さん(りちゃんの名前)体温計ってと言われて、猫の正面に回りました。 正直、ギョっとしました。 猫の眼球は飛び出し、アゴが砕け、内臓がお腹から出ていました。 凄く怖かったです。 体温計を挿入しなくてはと思い、尻尾を持ち上げると、お知りからも血がたくさん出ていました。 猫は動きません、体温はどんどん上がっていきます。 りっちゃんがまだ、体温あります、37.6℃です。 と報告した時、先生が戻ってきました。 先輩AHTは眼球を元に戻そうと、湿らせたコットンで猫の顔を覆います。 先生が一通り診察を終えてから、よく連れてきてくれましたね、多分、即死だったと思います。とお姉さんに告げました。 お姉さんはそうですか、ありがとうございます。 と一言言うと、涙を拭いていました。 その後はその猫がどこの猫かわからないので、お写真を撮って、飼い主さんを探す間、ペット霊園に安置してもらうことになったので、アイスノンを箱に敷き詰め、猫を箱に入れたり、霊園に電話をかけたり、バタバタしていました。 りっちゃんは何も出来ずにいました。 あまりに衝撃的で、あまりにショックで、本当に怖かったです。 でも先輩AHTはそのうちこう言う状況でも、冷静でいられるようになるから、と優しく言ってくれました。 りっちゃんの動物病院での初日はこうして過ぎていきました。 これからもっとツライことや悲しい事もたくさんあると思いますが、ひとつひとつの命を救うお手伝いが出来るように、なりたいと思います。 猫をひき逃げした人、グチャグチャになった猫を病院へ連れて来てくれた人、それに携わる獣医師、AHT、色んな事を考えるけど、考えてる暇なんてないんだ。 前に進むしかないんだ。 頑張らなきゃ。