昨日、私の大好きな『犬式』と言うバンドのインストアライブに行きました。ジャパニーズレゲエバンドで、先日Life is beatfullと言うタイトルのアルバムが発売され、その中の歌詞、ウオルト・ホイットマンの詩を引用したものにとても感銘したので、ここに記したいと思います。
「草の葉」 第32節
私は身を動物に変えあのいつも穏やかで独立独歩の動物たちと共に生きられればと思う。
私は足を停め、長い間いつまでも動物たちをみつめる。
動物たちは自分達の在るがままの現在にぐちをこぼさず、また骨を折ってあくせくもしない。
動物たちは暗闇の中で目を開いたまま横になって何かを罪に泣くこともない。
動物たちは、神に対する義務について討論して私をうんざりさせもしない。
一匹として満足せぬは無く、一匹として蓄財に熱中するあまり狂乱状態になるものも居ない。
一匹として他にひざまずかず、また数万年を生きながらえてきた種族の流儀に盲従するものも居ない。
そしてこの地上の何処にも一匹として社会的地位のあるものはなく、また不幸をかこもつものも居ないのだ。
ウオルト・ホイットマン 「草の葉」 32節より