どーも、親知らずを抜歯したのをいいことに、バイト3連休中のりちゃんです。
3連休って言ったって、結局は歯痛いし、左顔面別人になってるし、
家から出る気になりません、元々超インドアなので、こんな時はワンコくんと
べったりたっぷり一緒にいるんです。←特に何をするわけでもないのですが(笑)
そんな感じで、今日は以前からこのブログの記事やコメントに
度々名前を出してきた2頭のラブラドールの日記を書きます。
・・・・が!!! 自慢話のような所もあるし何せ長文ですので、
興味のない方はスルーして下さいね。
りちゃんが始めて出会った犬、初めて一緒に暮らした犬、
ナナとケビンです。
うちの家族とラブラドールとの出会いはりっちゃんが生まれるずっと前にさかのぼります。
りちゃんの両親はハワイ諸島のひとつマウイ島のラハイナと言う所に新婚旅行で行きました。
そしてその島のホテルのロビーや小さな商店、サーフショップ、
至る所に黄色い大きな犬がいて、どの子ものんびりお昼寝していたそうです。
ママは始めて見るその犬をハワイの雑種なんだろうと思っていたそうです、
そして日本に帰って来てからも、穏やかでのんびりと暮らすその犬のことがどうしても忘れられずに、
色々と調べて見た所、その犬がラブラドールレトリバーと言う純血種だと知ったそうです。
そして月日が流れ、りちゃんがオギャーと産まれ、
りちゃんが3歳になった頃アパートから一軒家に引っ越すことになりました。
そして、父親の知り合いの所で子犬が生まれたから、見に来ないか?
と言う話があり、犬好きな両親は小さいりちゃんを連れて見に行くことにしました。
そしたら、偶然! それが、ラブラドールだったんです。
母犬の名前はレイチェル、本当にキレイなイエローのイギリス系ラブラドールでした。
レイチェルの足元には10頭くらいの黄色い子犬、
りちゃんは、絶対にこの犬が欲しい!!!と言ったそうで、
んで、我が家で一頭飼うことになりました。
後日改めてどの子にするかを選びに行くことに…
りちゃんは子犬達の中で一番でっかい男の子を気に入り、
「この子がいーのー!!!」と言ったそうです(ちょっと覚えてます)
しかし、ママに女の子がいいなぁ、と言われ、渋々デカイ子を諦め、
一番レイチェルに似てるお顔のキレイな女の子にしました。
それがナナです。
ちなみに、その一番でかい子は誰にも譲らず、
ロビーと名付けられレイチェルとずっと一緒に暮らしたそうです。
成犬になってからロビーを見た時のことを覚えていますが、
多分40キロくらいの巨大ラブになってました(笑)
ナナはとってもキレイで賢い犬でした。
イギリス皇室犬舎の血が濃く、
(レイチェルの母父どちらかがイギリス直の血統で)見た目もとても立派で、
35キロもある大きなほんとに立派な子でした、
本当に頭がよく、人間の言葉を全て理解し、聡明で、
品のある、ラブラドールの中のラブラドールと言った感じです。
血統も良く、盲導犬センターの方に
是非、子犬が生まれたら譲って欲しいとせがまれる程の良質な犬だったんです。
その他にもドッグショーやなんかのお誘いもたくさん受けていました。
↑↑↑全てお断りしたんですけどね、
そんな最高級の犬がウチのような一般家庭に(笑)
まだ3歳だったけど、りちゃんはナナが来てから本当に楽しかったです。
ナナと一緒に色んな所に行って、
JKCのラブラドールクラブの会合のキャンプなんかにも参加して、
楽しかったなぁ、ラブ300頭以上でキャンプ(笑)
怒られた時はナナの犬小屋で慰めてもらったりもしました、
と言うか、その頃のりちゃん兄弟もいなかったし友達もいなかったので
ナナが唯一の兄弟だったし親友でした。
そんなりちゃんの一番の楽しみがママと行くナナのお散歩でした。
当時ラブラドールはまだ誰も知らないような珍しい犬種で、
ナナを見る人は大きくて恐いと言ってました。
でもお散歩に行くともっともっと珍しい犬がいっぱいいました。
その時出会ったワンちゃん達の記憶は今でもりちゃんの財産です。
セントバーナードのモエちゃん、ボルゾイのキャリー、アフガンハウンドに、
ダルメシアン、ハスキーにアラスカンマラミュート、ドーベルマンにシェパード、
ボクサーにロットワイラー、コリーにブルテリア、スコッチテリアにピレネー、
りちゃんは本当に色んな種類のワンちゃんとお友達になって一緒に遊びました。
そうこうしてる間に、弟が生まれ、りちゃんは5歳。
相変わらず友達はいません(いないと言うか近所の子にいじめられてた笑)
そんなこんなで月日が流れ、ナナが4歳の頃、
ナナの子供がどうしても欲しいと言う人があまりに沢山いたので、
ナナに子供を産ませることになりました。
お相手はアジリティーアメリカチャンピオンの3歳の男の子、
ラブちゃんです←ケビンの父犬。
ラブちゃんはアメリカ系ラブラドールで、飼い主のおじさんはなんだかとても熱心な方で、
数々のアジリティー大会でチャンピオンの経歴を持つ・・・
とは言ってもお顔はそんなに可愛くなかった(笑)
ナナみたいにキレイなお顔ではなかったですが、
とっても素直な性格の良い優秀なイエローの男の子です。
んで、無事に、ご懐〜妊〜しまして、
ナナが5歳の時に10頭の赤ちゃんが生まれました。
でもその時りちゃんはボルゾイのキャリーちゃんの飼い主さん家族に連れられ家族と離れ
何故か一人で和歌山に行ってたので、出産には立ち会ってません(残念)
10頭中、1頭は死産、
もう1頭はあまりに悲しい出来事があって死んでしまいました。
それは…子犬の貰い手にブリーダーをしているN氏と言う人がいました。
N氏はお医者さんをしながらラブラドールの愛犬家で、
自宅で何度も高配・出産をさせていると言っていました。
いわゆるブリーダーです。
そして、ナナの赤ちゃんのアンナをまだ生まれて間もなく
(3週間くらいの時)に引き取りたいと言いました。
過去何度も人工飼育に成功しているので、なるべく早いうちから子犬を育てたいと…。
N氏はご夫婦とラブラドールと暮らしていて、子供はいませんでした。
N氏はナナを一目見てとても気に入り、アンナを自分の子供のように、
赤ちゃんの時から育てたかったそうで、
りちゃんの両親は不安を抱きながらもラブラドールに関して
知識があると自負するN氏の言葉を信じアンナを引き渡しました。
そして生まれて間もないアンナは、N氏の家へ、
そして・・アンナは衰弱し、弱り果て・・・
N氏は再びアンナをうちに連れてきました、
やっぱり本当の母親じゃなきゃダメだったみたいです、と言い、
ナナの元へアンナを戻して行きました。
しかしアンナは他の子に比べ、成長が遅れ体が小さく、体力もなく、
ナナの母乳を自力で飲むことができませんでした。
りちゃんの両親は何度もアンナを獣医師に診せ、
必死でミルクを飲ませ、でもアンナはそれを吐き戻し、
そんなことを繰り返しているうちに、アンナは死んでしまいました。
りっちゃんが和歌山から帰ってアンナを始めてみた時、
すでに亡くなった後でした。
悲しかったです、悲しくて悔しかったです。
どうして、そんな事をしたのか、しかも知識もあり経験もあった人物が、
本当に何故、そんなことをしてしまったのか、りっちゃんは未だに理解できません、
でも、ショックを受けていたのはりちゃんだけではありません、
勿論りちゃんの両親もそうですし、N氏もそうでした。
いまさら誰かを責めるつもりもありませんが、二度と同じことが繰り返されてはならないと思います。
まぁ、そんなことがありまして・・・
ピンクのリボンがアニー、黒いリボンがアレックス、オレンジのリボンがアルフ、
紫のリボンがアーサー、青がアントニオ、黄色のリボンがアリス、赤のリボンがエヴァ、
そして、緑のリボンがアンドリューです。
あの出来事があってから、りちゃんの両親は子犬が4ヶ月になるまで絶対にナナから離しませんでした。
ですからみんなナナの愛情をたっぷり受けて大きく大きく、
もはや子犬と呼べないくらいに大きくなってから新しい家族の下へ貰われて行きました。
新しい家族になる皆さんはいい人ばかりでした。
みんな、ナナを見て子犬が欲しいと言った人達で、
子犬達が生まれる前から、家族になることをうんと楽しみにしてた人達です。
そして、子犬たちはペットとして迎えられ、可愛がられました。
そんな中、緑のリボンのアンドリュー君は、
訓練士の方の紹介で一人身の男性のお宅へ貰われる予定だったのですが、
りちゃママが、家庭的じゃないし、訓練ばっかりさせられて、可哀想!!
ダメダメ!! アンドリューは家で一緒に暮らす!!!
(多分アンナのことがあったのもきっかけとなり)そんな感じになって、
その人を断ってアンドリューは結局、家の子になりました。
そして、新しい名前がつきました。
こいつがケビンです。
ケビンは、30キロの男の子に成長し、
大きな四角い顔に、小さな目と耳、手足が太くて、いつも舌を出してました。
性格はただただ明るく、ノー天気でおバカちゃんのマザコンです。
とっても犬らしい、パワフルで元気いっぱいの子でした。
ケビンはナナに育てられたからので人間の言葉は通じないし、
いつまでたっても赤ちゃんのようでした。本当に可愛い性格の
可愛い可愛い可愛い〜子でした。
ケビンは幸せ者です、生まれた所で、母親とずっと一緒に暮らしてたんですもん。
そんな感じで、犬が2頭になり、一緒に色んなところへ行ったり、
やっぱり毎日のお散歩も楽しくて、2頭との思い出は数え切れません。
そして、ナナが14歳で老衰のため天国へ、
ケビンはナナの死から1年後、後を追うように9歳で癌のため亡くなりました。
ケビンは本当にマザコンわんこだったので、早くに亡くなりましたが、
ナナと離れ離れの時間が短くすんで、それもそれで良かったのかな、と思います。
そして、その半年後くらいに、ジャックがやって来ました。
これがりちゃんとラブラドールレトリバーのクロニクルです。
りちゃんにとって、ラブラドールは特別な、本当にスペシャルな存在です。
ラブラドールを通して犬と言う生き物を知り、友達や兄弟と言う存在を知り、
喜びや悲しみ、生や死を知り、ラブラドールと共に成長してきました。
皆さんにもきっと、ナナとケビンのような出会いと別れがあるんでしょうね、
りちゃんは時々、ナナとケビンのことをこうして思い出します。
一年に一度はナナとケビンの眠るペット霊園の共同墓地にもいってあげたいなぁ。
でも行ってないから、今度いこうと思います。
(と、言いつつ毎年ちゃんとお墓参りしてるのはママだけですが)
んなワケで、りちゃんの思い出わんこ日記でした。 んだば。