<パパになったロムと、その子ども達>
(6月11日のその後)
「子どもの面倒を見ない母犬もいる」とは聞いていましたが、「胎盤を破ったりへその緒を切ったりしない親よりまれ」だと(勝手に?)思っていたので、出産さえ無事に済めば、後はルルにまかせて仮眠ぐらいは取れるんだろうと軽く考えていました。
しかし、それが甘かった。
「思ってたより大変やった」とダンナが言う出産(←一人で全部したから?)ですが、私にとっては「思ってたより大変ではなかったので(←何もしてないから?)」、出産よりもその後の方が大変だと思いました。
まず、びっくりしたのは、ルルが終わった後、何もしなかった事。
でっかいうんこを出した後のようなスッキリ顔をして、笑顔ではしゃぎまくってました。
でも、その時は、弱い二匹の子犬の為に悪戦苦闘していたので、そんなに気にはならなかったのですが、「もうこの子たちは大丈夫だろう」と思って(というか諦めて?)、他の子と一緒に保育箱に入れてルルに見せても何もしませんでした。
何もしないどころか、突然、噛むとピーピー鳴くカエルのボールを咥えて走り周り始めました。
咥えたまんま狭い隙間に入ろうとしたり、皆から逃げまくって一人になりたがろうとして、なれなくて「きゅんっ」って鳴いたりしてるので、「これを子どもだと思ってるんだな」と分かったものの、どうしていいか分からず、可哀相だから閉めていた寝室のドアを開けました。
するとどうでしょう、そのままベッドに飛び乗り、布団の中にその子を隠そうとするじゃありませんか!(←ビフォーアフター風)
「どうしよう?どうしよう?」とおろおろするもどうしていいか分からず(←いつもの事)、突然現れたトップブリーダーが強引にカエルちゃんを取り上げ隠してしまいました。
そして、子ども達を順にベッドの上に乗せると、ちゃあんと世話を始めました。
「なんだ取り上げれば良かったのか、安心・安心」と、いつまでもベッドの上でやられるのも嫌なので、保育箱に戻す事にしました。
ちょうど、ルルがベッドを離れたのをきっかけに保育箱に戻したのですが、それが気に入らなかったらしく、突然、子犬の一人をすごい勢いで咥えました。
私が急いで制止して(←私が!)、子犬を放したものの、それ以降も隙あれば噛み付こうとします。
急いでルルを産箱の方に閉じ込め、入り口に私が座り出れないようにして、最終兵器に電話してもらいました(←もうそろそろ病院も始まる時間でしたが)。
すると、「半日ぐらいしたら落ち着くので、母犬をなだめといて下さい」との指示。
・・・半日?
半日もこのままですか?
↑その時に撮った写真。
産箱の奥でとまどうルルと、写ってませんが入り口で丸く座る私。
結局、ルルが落ち着いたのは昼過ぎで、5時間ほど「せいせいせいっ」ってやってた気がします。
つまりは、その時点で徹夜が12時間をゆうに超えました。
その後も、ルルが子犬たちの面倒を見るようになったものの、ビロードがお乳を飲まず、それに時間が取られ、夕方やっと1時間ほど仮眠が取れただけでした。
さてさて、最後にちょろっと出てきた「ビロード」とは何でしょう?
これは明日のお楽しみ♪
「楽しいか?」という突っ込みはさておき、今日はこれにて。