『現在も世界中で年間約5万5000人が死亡する
「人類最大の敵」のひとつ
ウイルス性の人獣共通感染症「狂犬病」がアジアで拡大している。
今年7月、野生のイタチアナグマ3頭の死体から、
実に52年ぶりの感染が発覚した台湾。現地紙『聯合晩報』によると、
9月22日現在でイタチアナグマ143例、ジャコウネズミ1例、
そして犬にも1例の狂犬病感染が報告されている。
これにより、ペットショップの8割ほどが開店休業状態に追い込まれた台湾の
“狂犬病パニック”は、同じ島国で1957年を最後に狂犬病の感染報告がない
日本にとっても対岸の火事ではない。
アジアは世界でも狂犬病での死亡者が多いインド、
中国を抱えており、台湾の“陥落”によって、
未発生地域はシンガポールと日本だけになってしまった』
中国やロシアから日本に入らないとも限らないらしい。
『日本国内には飼い犬が約1300万匹いるが、
狂犬病の予防接種実施率はWHO(世界保健機関)ガイドラインの70%をはるかに下回る、
わずか40%。
そして、猫やハムスターなどの小動物に至っては完全にノーガード状態だ』
接種率が低いってのも問題だろうけど
あらゆる動物に手を打たないと危険性は変わらないような。
こういうのって難しい問題だ・・・。