「きゃぁーーーへびっ!!」突然のななママの悲鳴に立ち止まる、なな&ななパパ。「どこどこどこっ?」辺りを見回すと小さなかわいらしいヘビが、ななパパの足元にいた。あと1cm…いや、シッポを軽く踏んでいたかもしれない。そんな出来事で幕を開けた朝の散歩。今日は久しぶりに病院の裏山のアスファルト道から山道へ入るルートをとった。なな家では“山越え”コースとよんでいます(かなり大げさですが…)。
ヘビと遭遇した裏山の細いアスファルト道から左に折れ、その後はちょっとだけ険しい山道へ。道の両側からは草がにょきにょき。「うわっ」「ひえっ」クモが大嫌いな、ななママの軽い悲鳴が背後から聞こえる。そのたびに先頭を行くななは立ち止まり、心配そうに振り返る。そう、ここはクモの巣が多い。この山道に入るのは約2カ月ぶりだ。夏場は草が生い茂り、とても恐くて入れない。
山道を抜け住宅地へ出る。ここまで約一時間。自然を堪能しリフレッシュした(ほんとかなぁ…?)なな一家は川沿いを通って帰路につく。ななママと横にならんで話しながら歩いていたら、ちょこちょことななママの足元を横切ろうとしている小さな緑色の物体が視界に飛び込んできた。とっさにななママの身体を右手でさえぎり、寸前のところでその小さな物体を踏むのを回避した。カマキリだ。つま先を下ろしていたら確実に踏んでいた、そんなタイミングだった。“カマキリの飛び込み自殺”…そう思われてもしかたがない。
「よかったよかった、踏まなくて」ほっと安堵しているのもつかの間、いちばん外側にいたななが近寄ってきて「パクッ」っとカマキリを咬んでしまったのだ。「ななちゃん!」
威嚇のつもりで軽く咬んだのでしょう。幸いなことにカマキリは無傷でした(しばし固まっていましたが…)。このななの行動はたぶん「緑色のヤツが攻撃してきた」と思ってのことだと思う。パパ&ママを外敵から守ろうとしたのだと思います。そんな、ななの行動がおかしかったと同時に、ほろっとさせられてしまった朝の散歩でした。
(写真:数メートル行くとまたまたカマキリと遭遇。今度は先にガンをつける)