忍者犬太郎と比べると、この女忍者ピーは、家族から不人気であった。
太郎の餌を飛びついてかっぱらうし、図々しいと言われてきた。
それに、時々、家出をして太郎や家族を心配させて来た。
何よりも、そこかしこに糞を撒き散らすのだから、、、。
ピーの卵は、家族は誰も食べなかった。近所のひとが喜んで食べてくれたけれど、、、。
太郎のように、家族が帰って来ると大喜びで尻尾を振り、愛情表現が豊かだと言うことでもなく、ただ、そこに居るというだけのことであった。
太郎の退屈しのぎの友人として、我が家に迎えられたというわけだが、それでも、家族になっていたんだねえ。
15年も共に居るんだからねえ。ニワトリは、振り向いたら、すぐに忘れるほどの知能だと言われるが、決してそうではない。
結構、賢いと感じる時もある。我が家を知っているのだ。散歩に行っても、家を間違わずに入ってくるし。
しかし、最近、というか、太郎が居なくなってから、散歩をしていないねえ。