参勤交代で留守にしていた師匠が、先月２０日に帰還。
君が居たなら、飛びついて歓迎するだろうに、何だか師匠も気が抜けたみたいだ。「ピーちゃん元気だったかね」と声を掛けていたが。
今思うと、君は、家族に迷惑を掛けないようにと、自分の死期をコントロールしていたのかね。
師匠と兄弟子が、仕事のために家を留守にすることが解っていたんだね。
君は、最後まで、元気に散歩に行けた。それだけは良かったと思うよ。散歩にも元気に行って、帰り着いてから倒れたのだから。

５ヶ月ぶりに師匠が自宅に帰って来た。

太郎よ！あんたが居たなら、きっと、一番先に「太郎、ただいま！」と声を掛けるだろうよ。
しっぽをちぎれるほど振る君だった。

これまでも、H９，１０、１３、１４，１５年と家を留守にしていたからね。
いつも、きちんと朝晩散歩をしてくれる師匠を待って待って待ちくたびれていたような君だったね。

今日は、「ピーちゃん！」と呼びかけていたよ。
は、師匠が近付いても逃げなかったんだよ。覚えているんだね。

いつも、出勤前に遊んでくれる師匠だからね。首や頭を撫でてくれる人間は、師匠しかいないしねえ。

ものすごい大雪だったよ。師匠が数日前から腰痛になってさ。病院に行くように勧めても、仕事を休まないので、どうかなあと思っていたら、金曜日にお通夜に行くため仕事を休んだだろ？それで、行く途中で、接骨院で治療してもらったんだよ。

君がこの冬、元気だったとしても、この大雪の中、散歩をして、雪の中で倒れたかも知れないし、師匠の方が腰痛がひどくなっていたかもしれないし、山も寒いだろうけれど、まだ暖かだった１１月に行ってヨシとしないといけないかもね。

今日はがけたたましく鳴き叫ぶのでどうしたのかと外に出たけれど、どうも雀達が自分の餌を食べ散らかして、水も糞で汚された、飲めないぞ！と怒っていたのかねえ。
チリメンジャコと白菜をあげたらガツガツ食べていたよ。
雪も食べさせてやった。君は、いつも、食べ物をあげようとすると、一瞬、顔を背けるような風をしたねえ。用心深いというか・・・。それが、ピーちゃんが食べ始めると、大急ぎでガツガツ食べていたね。

で、写真と文を送ったら、すぐ表示されないよ。翌日になっていたがねえ。

が、君の代わりに、来訪者が来たら、鳴いて騒ぐようになったけれど、番犬ならぬ番鶏だね。に襲われたのかと思ったら違う。太郎がいないので、来訪者が玄関までズカズカ入ってくるんだもんね。
NTTの電話帳を持ってきたんだった。

師匠が、君の散歩をしなくても良くなったから、帰宅も急がなくても良くなったと言う。
が、しばらく、気が抜けていた様子だった。ホントに、朝も晩もキチンと散歩に行ったよね。口癖が「散歩させないと死ぬで！」「なんでよ？！」に「便を出さないと困るろ。」でしたね。足が丈夫だったのは、散歩で鍛えたからかねえ。