6月始めの晴れた朝、ベインが虹の橋を渡りました。

最後の頃は散歩にも行けず、お家と病院の往復で日々を過ごし、呼吸が苦しくなるとレンタルで借りていた酸素ハウスに入るという毎日でした。

ご飯が食べたいのに食べられない日や、呼吸が苦しくて寝られない夜は寄り添って朝を迎える日もありました。

最後までオヤツをほしがる姿や、酸素ハウスに入れると寂しがって出たがる姿は最後までベインらしい生き方でした。

最後は眠るように安らかな顔で、今にも起き出しそうな良い顔だったのが本当に救いでした。

どこに行くにも一緒だったベイン、どこにでもついて来たベイン。

留守番の時は寂しくていつまでも鳴いていたベイン、１人で寝るのが寂しくて鳴いて困らせた寂しがり屋なベイン、寝るまで触ってあげないと安心して寝れなかった甘えん坊なベイン、食事の準備をしていると何かくれるまでじっとこちらを見上げていた食いしん坊なベイン、散歩のときに置いていかれるのがイヤで一生懸命ついて来たベイン、他のワンコに会うと私たちを守るように前に出て吠えてくれた優しいベイン、呼吸が苦しいのに誰かが来ると鳴いて教えてくれたベイン

最後まで本当に良い子だったね。本当に良くがんばったね。

もうベインがどこにもいないのが信じられません、もうベインとどこにもいけないのが信じられません。

どこに行ってもベインとの思い出がいっぱいです。

もっと早く、病気に気づいてあげられなくてごめんね。

きっと、ずっと前からガマンしてたんだよね。

散歩だってつらかったはずなのに、置いていかれるのが嫌で一生懸命ついてきてくれたね。

いつも何か食べたくて、いつも大好きな公園を走り回っていたかったのに、病気がひどくなってからは両方できなくなっちゃったね。

オレどうしちゃったんだろう？って、いつも寂しそうにこっち見ていたね。

向こうでは、大好きなおやつをいっぱい食べて、たくさん走り回って、好きなだけお昼寝してね。

本当に本当にたくさんの思い出をありがとう。

おやすみ、ベイン