いつもお母さんは出かける時、「じゃあリアちゃ、お留守番しててね。」と言って、戸棚からおやつを出してきます。リアしゃはこれが嬉しくて嬉しくて、これを貰えるのなら、一人でお留守番もちっとも寂しくなんかないの。どちらかというと、「どうぞ行ってらっしゃい」て感じ。
今日も「出かける」って言うから、小屋に入っていつものおやつ、ビーフジャーキーを待っていたら、お母さんのくれた物は、な、なんと骨の形をしたガム!リアしゃ、あれ硬くて面倒なので、あんまり好きじゃないんだ。そんなの、お留守番用のおやつじゃない!そう思ったから、あんまりしっぽ振らなかった。でもお母さんたら、気づかないふりして、「じゃあ行ってくるから、おりこうにしててね」って、ドアを閉めちゃったの。リアしゃ、こんな物でお留守番出来るかーて、思ったから、「うわん!」とほえてやりました。そしたらお母さん、ドアを開けて「あれー、これじゃだめなの?」と、いつものジャーキーを出してくれました。リアしゃ、満足にゃリー!