February, 2008
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ミスカラーについて
 
こんにちは。まだまだ寒いですね。
23日に子犬の引渡しの方が重なってしまって7件だったかな?
ちょっと大変そうです。でも皆さん時間がバラついてるので良かった。
 
交配のお客様などから、よくミスカラーの相談があるのですが、
まず、ミスカラーと言うのは、JKCの規定でご説明させていただきますと、
プードルは単色が基本で、そこに白い毛がワンポイントとして500円玉
程度のサイズまでの差し毛が体の一部に入っているものを言います。
これ以上の大きさや、何箇所かに入っているミスカラーについては
JKCでは血統書の発行自体を許可していません。しかし、ネットや
ショップの店頭で血統書付きで販売されているのを見かけますが、
これについては繁殖者がかなり悪意があるか、又はパーティになります。
 
JKCでは、主色に他色のポイントが入っているものをパーティとして扱う
ようになりましたが、これはあくまでも、パーティの因子が無ければ
パーティは出ませんので、JKCとしてはパーティのラインに対して
許可をしたものであり、大きなミスカラーが入った犬に対して許可
されたものではありません。しかし、悪意のあるブリーダーさんや、
知識の無いブリーダーさんについては、まだらに他色の差し毛が
入ったものをパーティとして血統書を発行している方が多くなり、
ミスカラー犬を堂々とパーティとして血統書を発行されてしまっていると
実情を話されています。これは悲しい現実になっています。
 
また、カラーの掛け合わせについても週に何件も問い合わせを
いただいておりますが、プードルについてはカラーの掛け合わせが
基本的に決まっています。長年の知識を持って自己流で色素を濃く
保つために色々と挑戦されるブリーダーさんも居ますが、一般的には
下記の掛け合わせが基本であり、間違った掛け合わせは色素の
減退、また、大きな問題として視力の低下が出てまいります。
下記以外の掛け合わせの場合には、なぜその掛け合わせにしたのか
ブリーダーの考えをよく聞いてみるといいでしょう。
また、下記の掛け合わせは先祖代々に渡って当てはまります。
自分の飼っている犬が何色なのかを当てはめて、自分の犬の色の
掛け合わせのグループに入っている色以外が繁殖に使われていないか
ご参考にされてみてください。
レッド×シルバーはご法度で、これは、ラブラドールレトリバーで言う、
イエロー×チョコレートのようなご法度掛け合わせです。
視力や先天的な疾患、ミスカラー、色素減退などの面を考えると
色の掛け合わせを一に考えるのがプロのブリーダーです。
ただ単にこれが正式と言うことではなく、本当に犬が好きで、犬に幸せに
すごしていただく為にと考える普通の人間ならば間違った掛け合わせは
行いませんが、何か理由があっての計画的な掛け合わせは海外でも
盛んに取り組んでおられます。
 
・レッド又はアプリを飼っている方の掛け合わせ
シャンパンと言うのはJKCの規定では一気に退色するレッドの事。
レッド×レッド レッド×アプリ アプリ×アプリ
 
・ブラウン又はブラウン因子のブラックを飼っている方の掛け合わせ
チョコレートとはJKCで一気に退色するブラウンや色褪せたブラウンの事。
また、子犬購入希望者で、ブラウンだけは嫌と言うお客様の理由が、
全員「鼻がピンクになるから」と言いますが、ブラウンは何歳になっても
鼻は焦げ茶色が普通ですし、鼻がピンクの子犬や成犬は私も今まで
一度も見たことがありませんが、皆さん逆にピンクの子しか見たことが
無いと言うので驚いています。これは掛け合わせによるミスかもしれません。
ブラウン×ブラウン ブラウン×ブラウン因子のブラック 
ブラウン因子のブラック×ブラウン因子のブラック
 
・ホワイトを飼っている方の掛け合わせ
ホワイトの犬は原則として肌はブラックのような色でダークスキンや
ブラックスキンなど国によって言い方は違いますが黒い事が望ましい。
基本としてホワイト×ホワイト
目、鼻、肌などの色素減退に対してホワイト×ホワイト因子のブラック
 
・シルバーを飼っている方の掛け合わせ
シルバーは生まれた時にブラックで産まれるので、ブラックを掛けるのが
正当と思っている方が多いですが、基本はシルバー×シルバーです。
シルバーはブラックで産まれてくるほど色素は元々強いものなので
綺麗なシルバーに仕上げるにはシルバー×シルバーが良いです。
ただし、鼻の色素が減退してしまう事を考えて、シルバー因子のブラックを
取り入れることも良いと言われています。
基本シルバー×シルバー
色素減退時シルバー×シルバー因子のブラック
 
 
こちらのご説明でお分かりのように、ブラックは基本的にどのカラーにも
色素などの面から使用することがあります。レッドも元々はブラックから
作られていますので、きちんと代々考えられて作られたレッド因子の
ブラックであれば、レッドへの掛け合わせも可能です。
また、ブラックは説明にあるように、ただ単にブラックならどれでも良いと
言うわけではなく、因子となります。因子言うのは、例えばブラウン
因子のブラックと言うのは、血統書を見た時にブラウンとブラック以外が
入っていないブラックのことを指します。
これだけしっかりと考えてブリーディングしていても差し毛と言うのは
必ずどこかに生じるものですが、これは問題は一切無いと考えてOkです。
 
パーティについては、パーティはまた別となります。プードルは元々の
先祖が白地にブラックの斑点のあったパーティでしたので、そのルーツを
遡ってご説明が必要になります。またこちらは今度・・・。
 
色の掛け合わせとミスカラー、退色などについて、ずーっと何代祖に渡り、
ノートに書き留めて実際繁殖をして参りました。研究と言うのか、
この内容をきちんとまとめて、まだ誰も出されていないJKCへの報告と、
文献をまとめて提出を考えていますが、文章能力の無い私は結構
時間がかかってしまいそうです。何か良い発表が出来る時が来ましたら
またその時にご報告いたしますね。