原産地 イギリス
用途 牧羊犬
沿革
その名のとおり古いイギリスの牧羊犬だがその沿革は17世紀以前は不明である。牧場で羊や牛の番をするより、むしろ市場へ運ばれる家畜の「群れ追い」に使用され、そのため家畜商の飼犬を対象とした税金を納入した証拠として尾を切られるようになった。これがボブ・テイル(切り尾)のいわれである。1860年代に、J.H.ウォルシュ(ストンヘンジとも呼ばれ、1859年の世界最初と言われているドッグショーの審査員としても有名)はこの犬について「非常に大きく力強い」と書いており、当時おそろしいという評判があったことを裏付けている。これは当時の「群れ追い」に使用される犬の条件であった。全身を長い豊かな被毛におおわれた全天候型の牧羊犬で、現在は家庭犬としても飼育されている。
一般外貌
頑丈でスクエアな外貌でよく均整がとれ、健全である。四肢は細長くなく、全身豊富な被毛で覆われている。筋肉はたくましく、頑丈な犬で表情は非常に知的で
ある。自然な輪郭は鋏を入れたり、クリッピングして人為的に変えてはいけない。
性格
安定した気質をもつ、従順な犬である。勇敢で誠実、そして信頼がおける。
神経質であったり、不意に攻撃的になることはない。
毛色
グレー、グリズル及びブルーの様々な色合い。単色のボディ及び後肢にはホワイトのソックスがあってもなくても良い。単色部分にみられるホワイトの斑は
好ましくない。頭部、頸、前肢及び下腹部はホワイトで、斑はあってもなくてもよいブラウンの色調は好ましくない。
サイズ
体高 牡:61cm 牝:56cmを理想とする
タイプ及び均整が取れていることが非常に重要であり、サイズだけに
注意を払わない。