今日は日記じゃぁありません。
ドンが来て、来週にはBOSSを迎える
ウチですが、その前にいたのはこのコ。
ドクちゃんです♂満9歳でした。
このコの病気は心肥大でした。
呼吸がおかしいな?と思って連れて行った時はもう既に遅かったんです・・・
もうすぐ6歳になる頃から、変な咳をし始めました。
すぐに病院に連れて行ったのですが、原因がわかりませんでした。
それでも、変な咳は止まらないドクをみて、母は
『心臓がバクバクしてるから、もう一度行ってみる』
と、後日病院へ行き、レントゲンを撮ってもらってみました。
そこで、初めてドクが心肥大だった事が分りました。
レントゲンを撮った時は既に、心臓が腫れて肺を押し潰すような
状態になっており、先生は、このまま膨張して最後を迎えるだろう
と説明して、レントゲンもくれました。
手術はできない病気だそうです。
腫れていくスピードはわからないが、持って半年と言われました。
その報告を聞いた夜、母と私は泣きましたが、足元で首をかしげて
座っているドクを見て、
『生きれるだけ生きて、一緒にいよう!』
と明るく考える事にしました。
それから、私たち家族と、獣医さんと、毎日電話でやり取りを
しながら、投薬や、処置方法を聞きながら対処する日々でした。
ドクの明るさや人好きは相変わらずでした。
余命半年と言われてから1年が経った頃、先生は
『奇跡としかいいようがない』
と言っていました。
それでも、ドクの心臓は少しずつ大きくなっていました。
呼吸はヒーヒーと音をたてるようになり、興奮すると発作を
起こして全身痙攣を起すようになりました。
8歳の頃から、興奮させてはいけないとの事で大好きだった
散歩へ連れて行けなくなりました。
それでも、明るさと人好きは相変わらずで余計に人にベッタリ
するようになりました。
痙攣を起していても、『ドク!』と呼ぶと、声のする方を意識
して発作が治まる程。
呼吸が苦しいせいなのか、体温はいつも上がっていて、夏は
特に注意と言われてきました。
湿度や温度にも気を使い、室温は常に19℃にしました。
それでも暑そうな時や、人とくっつきたがる時は、ドクの体に
アイスノンを巻いていました。
寒がりのトムにはちょっと可愛そうでしたが、冷房を入れない
部屋などに非難していました。
ドクが発作を起すと、一番に飛んでいくのはトムだったのが
今でも、とても印象的です。
それでもまだ、家族が帰ってくるとヨタヨタゼィゼィいいながら
玄関まで来て出迎えてくれていました。トムも一緒に(笑)
最後までがんばりぬいたドクは、亡くなる1週間前から横に
ならなくなりました。
横になったら死んでしまうと分っていたみたいでした。
ずっと座りながらゼーゼーと息をして、コックリコックリ
寝ているドクを見ていた時期が私の一番、辛い時期でした。
最後は、母に抱かれながら、やっと横になり、虹の橋へと
旅立ちました。
かなり苦しかったはずなのに、イライラする事もなく、
最後の日以外は食欲も旺盛で、ヒョウキンな事ばかりしてくれて
どんなに私のココロが癒された事か。
ドクとの出会いは、突然で、母と買い物に行ってフラっと寄った
ペットショップで、一番デカく(成長していたって事)、周りの
ケースには『売約済み』の札がかかっていたのに、1人でちょっと
小さくなったケースに狭そうにしているドクを見て、母と私は
なんとなく目が合ってしまいました。
抱かせてもらうと、大人しく抱かれて私達の顔を見上げていて
(今思えば、確実に演技だったと思いますが(笑))
思わず、このコは今日連れて帰れるんですか?と聞くと、はい。
どうぞ。で、決まってしまったコでした。
いわゆる『売れ残り』パターンでしたが、彼が家に来てからは、
片っ端から、家のものを崩壊してくれて(笑)、大変な嵐を
家に連れ込んでしまった!と思いましたが、今となっては
一緒に居れた事が、とても幸せです。
ドクのお骨は今もウチにあります。
この事に関しては様々な意見があると思います。
もちろん、反対した人達もいました。
私も最初はどうなんだろう・・・と迷っていました。
でも、母は
『私が一緒に天国に連れて行く』
と言いました。
私はその言葉を聞いて、承知しました。
ドクもきっと分ってくれるかな?と思っています。
そして今、また同じ状況のワンコが我が家に来ました。
『ドン』です(^-^)
これから、ドクへの感謝の思いも+して、ドンと楽しく
暮らして行こうと思います。
あ、TOMも国男もBOSSもいるんだった!!(笑)