全編観た後のこの不思議な感覚.....一体なんだろう?と思って、はたと気が付いたのは、「音楽が全くないこと」。
普通こういったパニック物の映画なら、いかにもといった感じのおどろおどろしい音楽を使いたくなるところだが、逆にそういった音が無いことで、不気味さを余計に際立たせる効果があったのかもしれない。
唐突なエンディングも、なんだか不気味だ。
後日談的なくだりもなく、これでもかというくらい強烈な余韻を観る者に押しつけている。
エンドロールすらもなかったもんね。
特撮に関しては、確かに今見ると稚拙な部分は否めないが、当時CGなど無い状況でここまでのモノが撮れたことは、驚くべきことだと思う。
あらゆる意味において、めちゃくちゃ「とんがった」映画だと思う。
アラド戦記 RMTTERA RMT