普通の人はどれほど味の違いというのが判別できるものなのだろう。
以前、芸能人が高価な一流のワインと、一般に市販されている安価なワインを両方飲んで、どちらがより高いものかを当てる番組をやっていた。
その値段は数倍どころか、数十倍、数百倍も違う。
だが、全員が全員簡単に当てられるかというと、そんなこともなく、何人かは外していた。
つまり、その何人かは安い方をおいしいと判断したのだ。
そう考えると、値段なんてそれほどあてになるものではないなと思う。
量で考えれば１本と１００本なんてはっきり違いが分かるが、味だとそこまではっきり分からないのだ。
もちろんこれはその人の舌の肥え方の問題もあるだろうが、一般の人がそこまで舌を肥やす必要もないだろう。
高ければおいしい。
この思い込みによって、おいしく感じている部分もあるのではないだろうか。
