今回の主人公は実家にいるうさぎです。
このうさぎは、「チョビ」と言います。
私が学校を卒業してすぐ、ホームセンターで見つけて、そのホワホワした毛がやわらかく、目がまんまるで、まだ子うさぎでした。
他にも何匹か兄弟がいましたが、私が「この子がいい」と指さしたとたん、サッと一番後ろへ隠れてしまうような怖がりで、一目見て気に入りました。
あれから6年。
いろんなことをしました。
うさぎ用リードをつけて公園に無理やり連れて行ったりw、
部屋でうさぎのダンスを見せてもらったり。
私が買ってきたまだ新品のパンツの裾を齧られた時は本当に毛皮にしたるっと激怒したものですがw
月日が流れるにつれて、だんだんと小さくなっていきました。
体力も落ちて、うさぎのダンスなんて踊れませんでした。
でも、チョビの体は、みんなを優しい気持ちにしてくれましたよ。
ホワホワで、あったかくて…
陸にも会わせたかった。
でも、昨晩、チョビは月へ帰って行きました。
陸パパが言います。
「今年はチョビが当番なんだよ。」
そうなのかな…
お餅をつく準備をしてるのかな。
きっとチョビは怖がりだから、こねる役は出来ないだろうなw
チョビ。
今までいっぱいありがとう。
陸と一緒に、祈ってるからね。