ボール遊びは危険な遊びでした。

家に連れて帰って翌日の事、散歩から帰って汚れた足を拭こうとし
た時でした。
足を持たれるのが気に入らなかったのか、私の手を“ガブガブガブ”
と噛んで来ました
「ヒェェェ〜」私は悲鳴を上げるしかありません。
犬に噛まれるなんて始めてだったし、手からはポタポタ血が流れて
ジンジンするし・・・

犬が噛むと言う事に、何の心構えや知識のない私は、頭が真っ白に
なって、洗面所で傷を洗いながら、「どうしよう、えらい事になってしも

た」って、ただ心臓がドキドキするだけでした
それ以来、散歩から帰っても足は拭かず、イライラさせない様に暮
らすしかありません。お先真っ暗な気分です。

いくら保護中と言っても呼び名がないと困るので、取りあえず見て
そのまま“Pee”と呼ぶことにしました。

Peeを部屋で自由にさせると、ずっと止まる事無く動き回り、棚の上
のお菓子の袋やおもちゃに向かって飛びつきっぱなしです。

一時も目を離せないので、サークルに入れて飼う事にしました。

それでも、遊びが大好きで、投げたを一目散に追っかけて

私の足元に持って来ては、投げて貰うまで座って待ちます。

そんな所を見たらチョット可愛くて、持って来たら投げてやるを繰
り返ししました。ただ、問題は、ボールで遊び出したら、１時間で
もやってます。そして、他の犬がジャレてPeeを追いかける事でテ

ンションＭＡＸになります。

もし、飼い主が出てこなければ…この子と一緒に暮らせるんだろう
か？そう思うと不安でした。
飼い主が早く見つかる様に願いながら、しかし、Peeの様子を見る限
り、手に負えず捨てられた様に伺えます。保護した当初は飼い主が
見つからなければ里親にだすつもりでしたが、今となっては、この
性格ではそれも無理かもしれません。

どちらにしても、噛まないようにしなくては先がありません。

一緒に暮らせる位まで躾をする事にします