驚くことに、男性の耳の湿った部分には、小さく半透明の球状のダニが大量にいて、鼓膜と外耳道にも卵がしっかり密生していたといいます。
その数は100匹にもなり、そのダニと卵をとるために吸引器具を使って除かれたのですが、最悪にもその後卵が孵化して症状は再発したといいます。
そこで微生物学者が、疥癬などに使われる薬で耳を洗浄することを勧め、ようやく耳の中のダニは全て取り除かれ、男性はようやく悪夢のような症状から解放されたといいます。
この男性は鶏舎の洗浄事業を行っており、鳥の餌をあやまって被ったときに、ダニが耳に入りこんだのではないか、と推測されています。
耳にダニがわくというようなことは特例かもしれませんが、ダニに関しての病気は結構恐ろしいものも多く、いずれにしてもよく気をつけておきたいことです。