秋駄第一号、春が家にやって来て2005年11月ですでに13年。
ハチも年を取ったけど、色んな事があったね。楽しい事、悲しい事、展覧会の思い出、出産、等等
1992年11月X日 快晴
この日の午後、主人にも内緒でノルマンディーのブリーダーさんの所に秋田の2ヶ月半になる白の子犬がいると言うので見に行く事に決める。勿論、帰りは白い牝を連れて帰って来た。
ブリーダーさんの所には5匹の子犬がいた。赤3匹,白2匹、その内、白一頭は牡だった。後で知ったのだが,フランスでは白の人気はあまりない。きっと、白い牝を買いに来た日本人を見て驚いた事だろう。
白と決めていたのに、もう一匹の赤牝とどちらにしようか迷ったが、白牝は犬舎の中でなかなかったのでこの子と,決めた。
彼女が春、我が家の秋田第一号である。車の中では、食事を戻してしまったが、夜泣きもせず抜群に大人しい子であった。その名は「春犬」と書いて「はるけん」と読む。フランス人が付けた名前にしてはまあまあの選択だ。
勿論、愛玩犬として飼ったのだから、元気な子だったら良かった。
血統書が付いていれば、秋田犬と呼ばれる以上,日本で買っても、フランスで買っても差はないと思っていた。体重が余りない割には骨太犬だった。目はロンパリで白目が良く見えた。