なびとの出逢いをお話しましょう
なびが我が家にやって来てくれたのは、1995年2月6日の夜の事・・・
25年来の友人が、子犬をもらってくれる人を探してると電話をくれたのが、出逢いのきっかけでした。
もともと、なびは彼の両親と兄弟達と共に、他の家庭で大切に育てられていた子でしたが、彼が生後1ヶ月の時に「阪神大震災」により、元の飼い主さんが被災され、住む家を無くされてしまいました。
共に生まれた他の3匹の兄弟達は、ペットショップに引取ってもらう事にし、1匹を手元に残し育てて行くつもりだったのらしいのですが、大変な被災生活の中ではそうも行かず、残しておいた子も手放す決心をしたそうです。
元の飼い主さんは、私の友人の義理のお母様のお友達。
「行方知れずになってしまうのは我慢できなかった」と、私に譲り渡すことを承諾してくださいました。
こうして、その子犬は我が家の一員になり、良きパートナーとなれるようにと願いを込め『なび』と名づけました。
そんな出逢いからあっという間に10年が過ぎ、白髪も増え老いを感じる今日この頃ですが、愛しくて愛しくて仕方がない自慢の息子です。