生後4ヵ月少し前、家に来て1ヶ月半くらい過ぎた頃のエル。
この頃の一番お気に入りの写真でした。
最後のワクチン前で、まだお散歩デビュー前です。
デジカメもなく、携帯の写真ではわかりませんが、右目が白濁しています。
最初に目に異変を感じた頃です。
近くから見ないとわからないほどだから、なおさら気をつけないとって思いました。
こちらも右目が白濁しています。
手術までの待機中。右目は真っ白。 手術後3週間ほど経過した頃。
カラーを一つ壊しちゃって、急遽かかりつけの病院で避妊手術用のを調達。
ブルーも似合うねって言われました。
手術前に顔をツルツルにしてもらった貴重な一枚。
体や足はそのままにしたので、トリミングOKが出るまで苦労しました。
一気に更けた感じだよね。
カラーも取れて、やっと自由になった頃。 1歳のお誕生日を迎えました。
どっしり重い話がしばらく続きますが、忘れないうちに少しでも色々な情報を
残しておきたいと思います。
もしかしたら、中には必要以上に不安に思わせるような結果になっている場合
もあるかもしれません。
知っているからこそ、シビアな表現になってしまう部分もあるかもしれません。
そのようなところは許してくださいね。
少し話が前後しますが、気を付けるように言われたことを、いくつか書いて
おきます。診断の後もそうですが、手術の後は、とにかく神経を使いました。
まず、とにかく目に衝撃を与えないこと。
片目が見えないため視界が悪いので、物にぶつかったりしないように、
家の中でも気を付けること。
見えない方から手を出したりすると、余計に驚かせるので気をつけること。
散歩では、葉っぱや枝が出ているので目に入らないように、電柱や柱などに
ぶつからないように、あまり端っこを歩かない方がいいでしょう。
固いガムは噛む力が強いので目に負担がかかるから、暫くやめた方がいい
でしょう。
遊びの中や、うれしくてはしゃぐなど、興奮させるようなことも避けて下さい
とのことでした。
引っ張りっこや、ブンブン振り回すような遊びも控えなくてはいけません。
こんな感じの注意を受けました。
それから、これは最初に受けた右目の様子です。
左目の時（ブログをスタートさせた頃）は、早期で対処できたこと、手術方法が変わって回復が早くなったことなど、右目の時とは比べ物にならないくらいでした。
退院する時も、「本当に手術したの？」というくらい、腫れもなく普通でした。
入院の期間も、手術の翌日の状態によっては、2日〜3日で退院できるようになりました。
うちは、休みの日にしか迎えに行けないので同じく5泊6日でしたけど。
ほんの5ヶ月ほどの間でしたけど、獣医学は進歩してるんだな〜と感じました。
若年性白内障というのは、どういうことなのかということを、知らないよりは知っている方がいいと思うのです。
今は違うのかもしれませんが、当時の私は、ネットで調べても、あまり詳しく載っているようなサイトも見つけられませんでした。
当然、周りに知っている人がいるわけでもなく…
少しでも早く異変に気がつくことが、最も大事なことだと言います。
早めにわかれば選択肢だって増えますからね。
進行を遅らせる目薬で様子を見たり、サプリメントを試してみたりすることもできるのです。
若年性白内障の場合は、稀に消えてなくなる場合もあると聞きます。
ホントに稀にですけどね、と念を押されましたが、あることも事実です。
エルは、その稀に入るでしょうか？と聞きましたけど、現状を見た先生は首を傾げました。
手術は最終的な手段です。
エルの場合、右目にはその余裕がありませんでしたけど、左目の時はサプリも試しました。
残念ながら効果は見られませんでしたけどね。
重要なことは、かかりつけの病院に目に詳しい先生がいることだと思います。
目に詳しい先生が居れば、その先生と相談しながら、タイミングを見て眼科を紹介してくれたりします。
でも、そうでない場合もあるようです。
言葉が悪いですが、若年性白内障の知識があまりない先生で、しばらく様子を見てみましょうと言われて時間が経過します。
眼科に来院した時には、手術ができない状態にまで進行していたというケースも少なくないと聞きます。
目に限ったことではありませんが、信頼できる先生がいることが重要なんだと思います。
ただ、病院は相性もありますから、自分はいいと思っている病院でも、あそこの先生は信用できないという人もいます。
病院選びは難しいですよね。
そして、眼科の診察が、即手術ということでもありません。
眼科専門であれば、より精密な検査もできますし、目薬の種類も豊富です。
今の状態をよく把握した上で、その状況でできる限りのことをすることが大事なんだと思います。
エルも目薬が合わず途中で代えたことがありますが、その目薬はかかりつけの病院にはありませんでしたからね。
自問自答の日々は、手術の後も、左目の時も、ずっとどこかで残っています。
今でも時々「本当にこれで良かったのかな？」と思うことだってあります。
もし、あのまま右目が失明していたら、きっと今のような元気なエルではなかったかもしれません。
ビビリのエルですから、より一層怖がりになって、性格も違っていたかもしれません。
そうな風に思うこともあります。
でも、しっかりボールを見てキャッチしたり、楽しそうにドッグランで遊んだり、たくさんのお友達ができたり、最近ではフリスビーを追いかけたり。
些細なことでも、見えてるって思える瞬間は、これで良かったのだと感じることもできるようになりました。
もう少し続きます。
