回復後のアリスです。
まだ目に力がなく、久しぶりに吠えた時の声は
人が寝起きの時に声が出にくいように、少し擦れて
痛々しい感じでした。
アリスはうちに来てすぐから耳の中が汚れていて
もしかしたら耳ダニかも?なんて思って手入れをしようとしたら、ものすごく抵抗して、私を驚かせる程だった。
頭に手を近づけたくらいでも噛もうとしたり、
耳を伏せて隠してしまったり・・・。
そんな時、約10年トリマーをしてきた私さえびっくりするような秘密を知ってしまったのです(大げさ)。
初めのワクチンをしに行ったとき、ついでに耳も見てもらおうとしたのですが、
先生が耳をさわろうとしただけで唸ってパクッとやろうとしました。
まずそれにちょっとビックリ。
その日はまあ、少し耳掃除を続けて様子を見るように、と言われました。
そしてパルボが発症し、「このまま頑張ってくれたら・・・」と言われるくらいに
回復しかけた時(しかしまだ人の手で支えて立っているのがやっと)、
「そういえばお耳はどうでしょう?」と言って先生が頭に手を近づけた時、
また耳を伏せて隠してしまい、ATのお姉さんに、
「こんなに具合が悪い時でも耳だけは死守してる〜」と笑われていましたが
その時私はもの凄い違和感に「ん?あれ?どうなってるの?」・・・?!
なんと、左右の耳が同じ向きに倒れている!!
本来、断耳していないシュナウザーは、
耳の半分から先は折れて垂れています。
アリスは断耳していないのに耳が立っているけれど、よーく触ると
軟骨に折れ癖があるのがわかります。
文字で説明することがかなりむずかしいのですが、
耳を伏せた時、縦半分にもたたまれます。
そのまま半分からさきを前方向に折りたたむと耳の先は前にむきます。
それが外部からの働きかけなく、アリスが自分で片耳だけを
そうしてしまうのです。
人がバンザイをして、そのまま両手を右方向(あるいは左)に
倒した時のような感じ。
それがまた結構可愛い。
でもこんなシュナウザー、初めて見ました。
そしてまた、元・トリマーの私は、「自分の犬が耳掃除をさせないなんて!!」とショックを受け、「絶対矯正してやる!」と頑張った結果、
やっと少しはおとなしく耳の毛を抜かせるようになりました。
脅したり、なだめたり、褒めたり叱ったり、色々ためしてやっと!
「これで自分の犬になった」ように感じます。
「見るだけよ」と言えばかなりおとなしくしています。
でもそうっとカンシに手を伸ばすと・・・横目でじっとみて軽く抵抗します。
でも、よくここまでお利口さんになったなあ、と感心しています(親ばか)。
さて、アリスの長〜いお話は、
自分で始めておいて言うのもなんですが
続きを書くと宣言したものの、
めんどくさくなってしまったりしたのでこれにておしまい、です。
長らくお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。
また、長い割にはたいした事ではなく(特に今日)ごめんなさい。
ゆるしてちょ。