たまに「かわいいところを撮ってやろう」と思い立つ。
「せっかく親子だもんな」
などと考える。
自分の顔が険しくなってきてることにもちょっとだけ気づいてる。
言葉遣いも厳しくなってしまっているのもうっすら自覚する。
必死になってる自分が、何をしようとしているのか不明瞭になってるのも、わかってる。
それでも「かわいいわが子を残しておきたい」という一心なんだから仕方ない。
なかなか揃わない親子にイラついてくる。
「なぜこいつらは・・・」と考え始める。
叱り始める。
飽きてくる自分とモデルたち。
モデルといってもプロ根性など皆無。
カメラマンももちろん、プロのわけもなく・・・
八つ当たりいっぱいの声で厳しく
「はいっ!終わり!もう・・・」と終わる。
開放され、生き生きしだすモデルたち
そしてまた慌ててカメラを手に取る私。
しかしまた・・・
「ああああぁぁぁ〜っもう!!」
・・・おしまい。
ごめんよ、モデルさんたち。
お菓子で許して。
ラッコじゃないよ。
私、お菓子で許してあげてるミニピンさ。
写真写りはいつもこんな感じ。
なんでお母さん必死なんだろう??
わがんね。(何!?)