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ケビちゃん、食べる食べる!
すごい食欲です。
初めは少しずつ増やしましょう、
みたいに本に書いてあったので、
指示に従っていたら、ケビちゃん
不満がいっぱい。
いっきょにフードの量がふえて
ケビちゃんごきげんです。
嬉しそうなケビちゃんを見てるだけで
こちらも嬉しくなります。
ある日台所で調理中、気配を感じて
後ろを見ると、そこにケビちゃんが。
ちょこんと座ってこちらを見てます。
「どうしたの、いいにおいしてた?
ケビちゃんこれほしいの?」
と聞いてみました。
次の瞬間、ケビちゃんその場から
ほんの一歩私に近づいて、
ちょこんと座り、私を見つめるのです。
思わず、チキンを少し切り取って
小さなかけらをケビちゃんの口元に
近づけて見ました。
でも、ケビちゃんは食べません。
「ケビちゃん、いいよ。」
ここで、嬉しそうにパクっ。
ケビちゃん、がまんして待っていたのです。
お利口だね、ケビちゃん。
またあげようね。でも内緒だよ。
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