10歳6ヶ月のピレニーズのロッキーが突然立てなくなったのは約1ヶ月半前のこと。かかりつけの病院に行き、診断結果は前立線腫瘍であった。
投薬治療により1週間くらいはみるみる良くなり、このまま元に戻ってくれるものと信じていた。ところがそれから1週間くらいたったころから血尿がひどくなり、再度病院に行くも前立線からくるものだろうということで薬をもらい飲ますも一向に改善せず、膀胱腫瘍の疑いもあるといわれ検査したが炎症はひどいものの腫瘍はみられないとのことであった。
それから、約1ヶ月、相変わらず血尿(というより血そのもの)は続き、排便もきばってもなかなか出ないし、足もまたふらつくようになった。
そして、昨日の夕方、嫁が散歩に出て20mくらい歩いてもう家に帰ると家の中に入りそのまま倒れた。
かかりつけの病院に対してやや不信感もあったので散歩コースにできた近所の病院に行き、一通りの検査をした。
結論から言えば、今、急にこういう状態になった原因は特定できないとのことであった。ただ脱水症状が激しく、熱中症の可能性が高いとのことで点滴をして様子を見ることにした。
ロッキーはあごの下の腫瘍の治療のためここ何年も割りときつい薬を飲み続け、さらに前立線腫瘍の薬など薬づけ状態で内臓にも相当負担がかかっていて日常生活を送る上ですべてにおいてもういっぱいいっぱいだったんだとのこと。その緊張状態の中、昨日ついにはじけてしまったんだろう。と思った。
自分の中でロッキーは12歳までは元気に生きてくれると思っていたので今回のことはショックで昨日、よだれも出さない乾いた口のロッキーを見てたら涙が
でた。
前立線腫瘍、耳下線腫瘍、 歯茎の腫瘍、膀胱炎、心臓肥大、すい臓および肝臓の機能低下、(肝臓についてはかなり腫れており腫瘍の疑いもあるとのこと) とまさに満身創痍のロッキーである。
人それぞれ考え方はあると思う。さらに詳しい検査をして手術等の方法もひとつの選択肢である。しかしロッキーの10歳という年齢と現状を考えた時に出来るだけ負担のかからない方法を選びたいと思う。