大阪からもらった検査です。 所見 提出標本で 中から大型の円形細胞が大量に採集されており好中球主体の炎症細胞も混在し 好酸球も稀に見られるが数は極めて少ない。上記円形細胞のNC比は不整で細胞室にはコウサン球の微細顆粒が認められ 核は大小不同 単核 多核巨細胞がある。 診断 確定不能 皮膚及び皮下識の病理検査が望まれる コメント 提出された細胞標本は評価が非常に困難で確定に至りません。細胞が好酸性の異物をひんしょくしているマクロファージが肥満細胞か明確に識別できません、様々な軟膏が使用されこれに対する 異物性の炎症反応としてのマクロファージ主体の細胞浸潤が考えられます。軟膏の使用中止と洗浄などで病変はコントロールされると思います グレード1の肥満細胞腫は外科的療法で完治する腫瘍で今回の細胞診標本で出る細胞形態を示しません しかし上記細胞が肥満細胞であれば治療方針が変わるので可能であれば念のため再度の皮膚セイケンを推進します だって。意味わかりましたか?