↑危険な成分を含む除草剤
みかんの病因は除草剤では?...とのご指摘をいただいてから、ネットでいろいろ調べてみました。
驚いたことに、みかんとまったく同じ症状で病院に担ぎ込まれたり、治療の甲斐なく天に召されてしまったワンちゃんの(飼い主さんの)ブログがいっぱいあるんですね。ここに、いくつか紹介させていただきます。
【しなもん日記】-click!-
「はてな」スタッフのれいこんさんこと近藤令子さんがつけている、マスコット犬[しなもん]の日記。土曜日の昼にしなもんが、突然、ひどい吐き気と下痢になって、丸1日、食べ物を受け付けなくなったそうです。思い当たるフシとしては「公園で草を食べていた」くらいで、そこから除草剤の疑いが...
【わんきゃんログ】-click!-
たつごろうさんの愛犬クリが2006年4月26日、4歳9ヶ月で急死。中毒症状を起こして胃腸の動きがストップ、肝機能も低下していたのだそうです。そして除草剤の疑いが...
...読んでいて、お散歩へ連れていくのがどんどん怖くなってきました。とくにたつごろうさんのブログは身につまされて、涙なしには読めません。
一体全体、飼い主は除草剤の脅威にどう立ち向かったらいいのでしょうか?
「アニマルクリニックおかもと」の獣医師、岡本輝久先生が次のような論文の中で説明してくださっています。
【除草剤の恐怖】-click!-
岡本先生いわく、
「除草剤をまいてある場所を犬・猫が歩き、足の裏を舐めたり、除草剤のついた草を食べることにより中毒が起こります。犬猫は散歩から帰るとかならず足の裏を含めて体を舐めます。」
「草が不自然な枯れ方をしているところには絶対に近寄らないことです。とくに、粉が撒かれていたりする場合はとくに危ないです。放し飼い、ノーリードでの散歩をやめることも大切です。リードをつけて怪しいところに入り込まないようにしましょう。」
...なるほど。散歩の後には、よく足裏を洗うこと。草が不自然に枯れているところには愛犬を近づけないこと...それがいちばんの防衛手段のようです。
みなさんも、ぜひ、お気をつけください。