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ケビちゃんはいつもいつも
本当に楽しそうにしてます。
でも不思議なんですが、
教えてたわけではないのに
なんだかこちらの言葉が
わかるようなのです。
娘と私はおやつを食べていました。
ケビちゃんがそばに来て
“僕にもちょうだい”とでも
言うように、こちらをじっと見てます。
「これは今はあげられないの、ノー。」
かわいそうですが、これでケビちゃんは
あきらめて向こうに行きました。
向こうでゴロンとして寝てしまったようです。
娘と私は結局そのおやつを残してしまって、
「これ、どうしよう、食べちゃおうか。」
「あ〜、無理しないで、後であの子に
あげてもいいしね。」
などと言っていると、それまで寝ていた
ケビちゃんが向こうでヌーっと
頭をもたげてこちらを見ているのです。
「違う違う、ケビちゃんは関係ないよ。」
というと、なあんだっていう顔して
また寝てしまいました。
ごめんね、ケビちゃん。おせち料理
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