“捨て犬先生”卒業 しつけ教室で活躍の2匹 秋田
秋田県動物管理センター(秋田市)が行う「犬のしつけ方教室」で、モデル犬として活躍した2匹が24日、その役目を“卒業”して新たな飼い主に譲渡された。2匹はもともとは捨て犬だが、しつけを受けて“先生役”を務めていた。同センターは、年間1000匹以上の犬を処分しているが、「見放された犬もしつけをすれば立派になる。飼い主がもう少ししっかりすれば、処分の数は減らせる」と訴えている。
2匹は、テリア系雑種犬「キラリ」(雌、推定3歳)と、コーギー犬「宇宙(そら)」(雄、推定3―4歳)。キラリは昨年12月、引っ越しの都合で飼い主から引き取られた。宇宙は今年4月、秋田市内の路上で、警察に保護された。
甘えん坊で、無駄ぼえが多かったキラリと、太り気味で、散歩で人の歩調に合わせるのが苦手だった宇宙。同センター職員のしつけで弱点を克服した2匹は、今年5月から8月初旬までの約3カ月間、センターが実施している飼い主のしつけ方教室などで、モデル犬として活躍。自ら良いしつけの見本を示し、職員を支えた。
センターでは書類選考と面接で、2匹の新しい飼い主を決めた。キラリが秋田県増田町の公務員見田和光さん(58)、宇宙は大館市の公務員若宮司さん(46)。「この事業に共感した。2人暮らしなので家が明るくなりそう」と見田さん。若宮さんの長女野乃花さん(9つ)は「本を見て飼い方を勉強した。とてもかわいく、大事に育てたい」と早速じゃれあっていた。
成犬の譲渡事業は2001年度に始まり、これまで10匹が新しい飼い主に引き取られている。一方で、依然多くの捨て犬が処分されている。同センターの庄司浩久主査は「一匹でも多く救いたいと努力しているが、当初処分用に造られた施設ということもあり、譲渡のための物的、人的にも限界がある。捨てない飼い方を心掛けてほしい」と話している。
(河北新報)
Yahoo!NEWSより
本日のYahoo!NEWSの記事です。
こういった話はいいですね。
少しでも多くの処分がなくなればいいなと思います。
それと同時に、おいらも飼い主として見習わなければと思いました。
きちんとしつけしなおせばこのワンコたちみたいになれるかも。
しつけが下手なおいらとしては、学ぶところのある記事でした。