環境省は13日、来年6月から、犬や猫を念頭に生後間もないペットの販売を禁止にすることを決めた。赤ちゃんペットは環境の変化に弱く、輸送途中などで病気になる恐れがあるためで、販売を開始できる具体的な時期は調整中としている。
販売禁止の方針は、同日開かれた中央環境審議会(環境相の諮問機関)に諮られ了承された。来年6月に施行される改正動物愛護管理法に合わせて実施される。
国内では、「かわいい」などの理由で幼い時期のペットが人気で、同省の調査では犬、猫の約6割が生後60日以内にペットショップに仕入れられ、販売されている。しかし輸送途中で弱ったり、死ぬなどトラブルは後を絶たない。
このため、同法の改正で動物取扱業が登録制となるのに合わせ、赤ちゃんペットの販売禁止も条件とすることにした。
改正法ではこのほか、ペットの状態をよく確かめずにインターネットなどを通じて販売するのを防ぐため、販売前にはペットの状態を2日以上観察し、健康や安全に問題がないか確認することも業者に義務付ける。(毎日新聞)
Yahoo!Newsより
本日Yahoo!に載っていたニュースです。
ヨーロッパなどでは8週齢までの子犬の販売を禁止していますが、日本もやっと追いつこうとしています。
記事には『輸送途中で弱ったり、死ぬなどトラブルが多いため』というニュアンスで書いてありますが、これはちょっと違います。
欧米では、8週齢の間に母犬から十分な愛情を受け、犬としてのしつけを十分にされた子犬でないと後々問題行動が多くなることが主な理由になっています。
ニュースの記事が間違っているのか、環境省が勘違いをしているのかわかりませんが、どうも日本というのはレベルが低いですね。
とはいえ、こういった規制が出来るのはペット社会にはとても良いことだと思います。
60日間(8週齢)まで販売を禁止されるということは、ブリーダーにはそれだけ経費も手間もかかるわけで、安易な気持ちで生産(あえてこう呼びますが)する業者には面倒が増えるということです。
また、『販売前にはペットの状態を2日以上観察し、健康や安全に問題がないか確認することも業者に義務付ける。』とありますが、これも業者にとっては面倒な手間でしょう。
後々のトラブル時に業者の責任という点で不利になります。
ただ、ネット販売などに関してはあまり効果が無いような気もしますね。
いくらでも抜け道はありますから。
しかし、生後間もない子犬をネット販売で陸送、空輸するアホブリーダーがいるのですから困ったものです。
飼い主は初めて犬を飼うのであればそこまでの知識は無いのですから、業者がきちんとしなければいけないのにね。
空前のペットブームといわれる今、業者も飼い主もきちんとペットを飼うということを考える時期なのかもしれませんね。
とはいえ、実は我が家のスタンは生後40日で我が家に来たので、まさに早売りされたともいえますが、何とか大きな問題行動を起さず育ってくれています。
小さな問題行動はありますけどね・・・
まあ、それはおいらのしつけの問題なので・・・
ただ、我が家に来てから咳が止まらず、ケンネルコフという診断を受けました。
その治療が長引き、ワクチン時期が大幅に遅れ、散歩デビューが遅くなりました。
なので社会化に関してはうまくいかなかったところもあります。
そういった病気に関しても、『病気だったから返品交換』といかないのがペットです。
業者ももう少し考えて欲しいですね。
なんにせよ、日本ももう少しペットが住みやすくなる環境が出来ないもんかな〜
そのためには、もちろん我々飼い主もしっかりしなければいけないですね。