あのころ、小さかったね。No2
ボニーは、お正月気分も覚めやらぬ1月9日にうちにやってきました。しかもめでたい2000年の1月1日生まれ。ミレニアムベビーです
・・・んっ生後10日早すぎるんじゃない
と思われた方、ボニーには、ちっともめでたくない誕生秘話があったのです
↑やっとの思いで3ヶ月を迎えた頃
ボニーの産みのお母さんは、なんと!小さなおなかに8匹の赤ちゃんを宿していました。出産予定はお正月明けだったそうです。
ブリーダーさん宅で12月31日の夜中に急に産気づき、続けざまに5頭を産み落とし、意識不明に・・・ブリーダーさんも獣医師に連絡を取ろうと頑張ったらしいのですが、なにぶん日が悪すぎました。赤ちゃんは何とか無事に生まれたものの、お母さんは我が子にお乳もやれないまま天国に行ってしまったのです
当時、私はクライドのお嫁さんに、どうしてもこの血統の女の子が欲しい!と躍起になっており、ボニーのお母さんのおなかの中の子を予約していたのです。今思うと残酷な事を考えていたと思います。命は、お母さんが本当に命をかけて生み出すものなんですから、軽軽しく「予約」なんて言ってはいけなかったと思います。
ブリーダーさんに年始のご挨拶の電話をしたときに、このお話を聞きました。そして、運命の一言が。
「うちも離乳したばかりの子が沢山いるし、初乳も貰っていないこの子達がどうなるかわからないが、一緒に頑張ってもらえませんか?」
この、ブリーダーさんの一言がボニーと私の運命を決めました。
ブリーダーさんは、私の父が犬好きで、子供の頃から何度もお産に立ち会っていたこと、育児放棄の母犬に代わって、子犬を育てた事もある、という事を訪問した時に話していたのを覚えていて下さったらしく、手がまわらない環境に置いておくよりは、とボニーを私に預けて下さる事になったのです
仕事先にもボニー同伴、スーパーでも服に隠して一緒、というカンガルーのような生活が続きました。やっとクライドと遊べるようになった時の感動は忘れられません
天国のお母さんの分まで長生きしてね、ボニー
↑この頃はちょっと怖いカオでした。はっきりくっきりトライカラー。
道端で、「珍しいですね!ボストンテリアですか?」と声をかけられたことも(笑)。シベリアンハスキーの方が似てるよねぇ(笑)?