合掌。
我が家には、私がこの世に誕生した時、既に沢山の犬たちが居ました。
父が、長年、役場勤めで「害獣駆除」の役目をしていた事もあり、猟犬のゴードンセッターやアイリッシュセッター。趣味で飼っていて、ショーにもチャレンジしていた(らしい)ドーベルマンなどなど。
←大日 狆 男の子 享年12歳(右下)と、1歳位の私。
でも、私が初めて出会った犬は、この「大ちゃん」でしょう。
結婚10年しても一向に子供が出来なかった父母は、初めて「可愛がるための犬」を飼ったのです。
彼は、実際、私のお兄ちゃんでした。
動物嫌いの祖母が、彼が亡くなった時、「今度は人間に生まれて来い」と言いながら、お経を上げていたことが印象的です。
←そして、私が初めて飼った自分の犬。
マキシマム(通称:マックス) シベリアンハスキー 男の子 享年8歳。
食いしん坊で、誤飲による病院への駆け込みは、酷い時は3日に一度(笑)。
「治療費」は、犬舎の掃除の家庭内アルバイトを頑張っていましたが、多大な「足」が出ていた事でしょう(汗)。
幸運にも沢山の犬たちに出会うことが出来ましたが、写真も手元に無く、それでも是非紹介したいワンコが居ます。
←マックスと、中学生になったばかりの私。
リーラ ドーベルマン 女の子 享年9歳
です。典型的なヨーロッパタイプのドーベルで、父以外には懐かず、郵便屋さんを恐れさせた、でも、家族には忠実で、幼児だった私がストーブの上のやかんを触ろうとした時には、体を張って阻止して、後年まで障害が残った程、家族思いでしたが・・・
何と、彼女は、毎年お盆に帰ってくるらしいのです。
父曰く、
「(火傷のせいで)ビッコを引いていた足音と同じ音」
が、
「階段を上がって来るので、部屋のドアを開けてやると、布団に潜り込んで来て、寝息が聞こえる」
・・・らしいのです。
決まってお盆の間の一回だけだとか。
虹の橋から引き返してくるのでしょうか?
どうか、この子達が、虹の橋で、父と再会できますように。