この頃の犬は、人間でいうと、青年期に入ります。
良い性格を伸ばすための本格的なトレーニングを開始すべき時期でもあり、悪い習慣を改めるために飼い方を見直す時期でもあります。
・食事
幼犬時からの食事内容や与え方から変更する場合は、急に変えることはせず、徐々に切り替えていきましょう。
・しつけ
散歩のときはリードをつけて、常に飼い主に従って歩く訓練をしましょう。
特に、活発な犬は走ったり左右に引っ張ったりと苦労しますが、この頃にそういった状態を放置すると、成犬になった時の矯正も難しくなります。
基本は飼い主の左側に犬をつける、脚側行進です。
脚側行進は、すべてのトレーニングの基本にもなり、最も重要なものです。
室内犬はいつも身近にいることで、ついつい可愛がりすぎてしまい、しつけが疎かになりがちですが、十分なトレーニングのためには厳しさも必要です。
大型犬や強情な犬には、程度をわきまえた体罰が必要なときもあります。
この時期の飼い方如何が犬の生涯の評価を左右するということを、飼い主もしっかりと意識し、家族全員で統一したしつけを行ってください。
・健康管理
発情の始まる雌犬もいます。
その後はだいたい半年ごとに発情します。
発情期には陰部からの出血(生理、ヒート)があり、約2週間続きます。
オス犬に発情期はなく、発情中のメス犬が近くにいると、その匂いで発情します。
繁殖を望まないのなら、発情中は散歩を見合わせて室内で過ごさせましょう。