犬をしつける際に、飼い主が知っておかなくてはならいポイントがいくつかあります。
これらのポイントを知らないままでしつけを行なう事は、無駄な努力を費やすことになりますし、犬にとっても飼い主にとってもストレスを増やすことにもなります。
また、一つ間違えば、全くいうことを聞かない犬にしてしまう危険性もはらんでいます。
◆リーダーになる
群れで暮らす犬の習性をしつけに利用します。
群れの中には厳然とした上下関係があり、その頂点であるリーダーは群れの中で強い統率力を持つとともに、その命令には絶対服従が鉄則となっています。
飼い主は群れ(家族)の中でのリーダーにならなくてはいけません。
◆信頼関係を築く
信頼関係のない群れは、うまく機能しません。
上下関係とは、実は信頼に裏打ちされたものでもあります。
◆一貫した態度
状況や人によって善悪が変わってしまうことは、犬を混乱させます。
号令の統一も、混乱させないためには重要です。
◆体罰の禁止
体罰の是非は一概に決められるものではありませんが、一般家庭でのしつけにおいては、体罰によるメリットはありません。
◆甘やかさない
甘やかすことは、可愛がることとは別です。
甘やかさないということが、飼い主にとっては実は一番難しいことかもしれません。
◆叱る時に名前を呼ばない
犬の名前を呼び、こちらに来させてから叱ることはやめてください。
名前を呼んでも寄ってこなくなってしまいます。
◆一つずつ教える
複数の命令を同時進行で覚えさせることは困難です。
一つずつ確実に覚えさせていきましょう。